家のひとまを貸す「貸間」で湯治すること | 旅館みゆき屋 女将 伊東一美

別府市鉄輪温泉では、長く「貸間」という文化が根付いていました。湯治をするお客様に家のひとまを貸すのが「貸間」で、心身を治癒するために温泉を求めた見知らぬ客人と共に暮らすおおらかさが、鉄輪温泉にはありました。

昭和15年の創業のみゆき屋に、昭和42年に嫁いできた一美さんがいます。湯治客で溢れかえった鉄輪で女将修業をし、せわしく生きてきた日々。50年以上も彼女が見てきた鉄輪の歴史と、湯治の役割について語ってくれています。

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