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おのざきのオンラインストアに会員登録していただく際、メールマガジンをご希望のお客様には月に数回、お送りしています。お得な情報をはじめ、おのざきの商品づくりの裏側やスタッフに焦点を当てた内容をお届けしています。今回は、その中の1つをご紹介いたします。

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おのざきのぎょたく
2024年5月号

「おのざきのぎょたく」では、「街の魅力を引き出し紡ぎ、いわきを多彩で面白い街へ」を企業理念に掲げる株式会社おのざきの、日々の取り組みを皆様にお届けしています。

TOPIC1
かつおの火山ショーの裏側
TOPIC2
おのざきスタッフインタビュー

TOPIC1
かつおの火山ショーの裏側

おのざき鮮場やっちゃば平総本店では、リニューアルオープン後から「かつおの火山(ひやま)ショー」が新たに開催されることになりました。

「かつおの火山」とはかつおの藁焼きのことで、福島県いわき市ではそのように呼ばれています。「ひやま」という呼び方の由来は諸説あり、かつおを火にかけることで、炎が火山のごとく見えるからという説や、かつおを切り分けると血合いと赤身と皮の層が、マグマから地表にかけての断面図に見えるから、という説もあります。

昭和の時代は、店先でドラム缶で火を燃やして行っていたんだとか。現在のおのざきでは、オープンキッチンを新たに設けて、お客様からリアルタイムで見える形で、かつおの火山ショーを行っています。

この日は大ベテランスタッフと、新入社員のペアで実施。まずはベテランが鰹を火にかけて、新入社員が藁入れします。

藁を入れるだけでも一苦労。
「藁を小さく丸めて、台から藁が落ちないようにいれんだぞ」と、ベテランがお手本を見せます。

一通りやり方を見せたら、新入社員にバトンタッチ。ベテランの指示に従って、火を追いかけます。初めは火の真ん中で鰹を全体的に焼き、後半は火の先端に持っていき皮目を焼きます。その間も、重いフォークを持って揺れ動く炎を追いかけるので、見た目以上に大変な作業です。終わるころには新人君は汗びっしょりになっていました。頑張れ!

ショーが終わると、刺身やサクの状態で店頭に並びます。いわきではかつおと言えばにんにく醤油で食べるのが一般的。薄切りの玉ねぎと合わせてポン酢で一緒に食べても美味しいです。皆さんはどんな食べ方がお好きですか?


TOPIC2
おのざきスタッフインタビュー
「おのざき一筋50年・高橋さん」

おのざきは今年で創業101年目を迎える老舗鮮魚店です。大ベテランである高橋さんは、その半数以上の53年分のおのざきの歴史をその目で見てきました。ちなみに、先ほどの火山の記事でも登場しています。いわき弁と一緒にお楽しみください。

広報担当(以下「担」と記載):高橋さんは今おいくつですか?
高橋さん(以下「高」と記載):68!〇月〇日生まれ!
担:誕生日までは大丈夫です(笑)


担:長ーい歴史があると思いますが、おのざきで一番思い出深いエピソードを教えてください。
高:んー、一番っちゃ難しいね。仕事じゃないけど昔は毎年社員旅行に行っていて、その中でもグアムに行ったのは楽しかったね。35年ぐらい前かな。
それから、若いときは店に住み込みで働いてて、門限があっから、夜遊んで帰ってくっとバレねぇように窓から帰ってきたりしてね。
担:青春ですね。
高:いやぁ~、青春青春。

鎌田町にある元本店

担:かつて本店だった「おのざき鎌田店」の店長をしていたと聞きました。
高:んだ。入って5年目くらいのときかな。おのざきはお客さんを名前で呼んだり、お客さんから名前で呼ばれたりするようなアットホームな店でね。だけど俺のことはみんな「店長」って呼ぶから、誰も名前わかんないから、未だに店長って呼ばれんだよ(笑)。

担:最近の1日のスケジュールを教えてください。
高:5時半に市場に行って仕入れと値入れ、7時半に戻ってきて漬け魚や切り身づくり、午後は伝票づくりをしてる。最近は仕事終わりにジムさ行ってウォーキングと筋トレもしてんだ。


担:仕事のこだわりはありますか?
高:こだわらないことがこだわり。その時々で柔軟に対応していくことが大事だと思うね。もちろん、衛生面や数字面には気を付けてる。俺が新人の頃、当時の社長は衛生面にすごく厳しかった。鎌田町は元々城下町で、職人が多く住む地域だったから、毎日夕飯は刺身を買っていく家が多かった。お嫁に来たばかりの子はまだ魚の匂いなんて苦手でしょ?そういうお客さんが「このお店は魚臭くないですね」って言ってったんだよ。


担:おのざきがこれからどんなお店になると良いと思いますか?
高:やっぱり、お客さんと誠心誠意、話のキャッチボールができる店かな。例えば、お客さんに魚の食べ方を教えるだけじゃなくて、こっちから聞いてみるとかね。それをまた他のお客さんに教えると「あの食べ方、子どもがすごく喜んでました」って話が広がっていく。これがキャッチボールだと思う。


インタビュー後、これ食べなと蒸しパンをくれた高橋さん。普段は気さくで優しい方ですが、魚を感覚だけでグラムピッタリに切っていく姿はやはり職人。いつまでもかっこいい背中を見せ続けてほしいと思います。


このように、おのざきのメールマガジンでは商品づくりの裏側やスタッフインタビューなどのおのざきの裏側を公開しています。

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