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文章術の本を読みまくってみた【マイナー著書10冊】

姓は「おの」で、名は「はるき」。

初投稿となります、小野晴生です。

いっけん簡単そうな漢字ですが、中には「小野"はるお"さんかな?」と言う人もいて、読むのに一苦労されます。

そんな僕は、去年の夏からライターとして活動の幅を広げ、いまでも文章を書いて生活しています。

ライターというと、「文章力がすごいんでしょ?」と思われがちですが、全員にその力があるとは思いません。
おそらく僕も、「文章力のない人」のほうに含まれているのかもしれない。

先日、「国語の授業」について考えることがありました。
「国語の授業では、どうして文章力をきたえる勉強をしないのだろうか?」
「起承転結を学ぶなら、楽しい4コマ漫画を読ませてくれ!」
「古文なんていつ使うんだい?」
考えれば考えるほど、こういった疑問が頭をはりめぐらします。

悩みこんだ結果、「国語の授業というのは、教師のご機嫌をとるための時間である」という考えに落ち着きました。
というのも、僕たちが社会に出て必要なものはビジネス文章。
決して「いとめでたけれど心醜き妃あり」が読めればいいわけではないのです。

しかしどうでしょうか?

皆さんの中にも、「国語の授業でビジネス文章を学んだ覚えはないよ」という方は多いはずです。
そして、例にもれず僕もその一人です。
つまるところ、僕たちの文章力は非常におろそかであり、とても低いレベルにあるのです。

まえがきが長くなりましたが、ここからが本題です。

では、僕たちはどのようにして文章力をきたえればいいのでしょうか?
こういった格言があります。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

これは、「愚かな者は自身の経験からしか学ばず、賢い者は先人の経験を学ぶ」という言葉です。
つまり、国語という誰しもが経験するものだけではなく、文章のプロ(ライターや記者)の経験を吸収すればいいのです。

これは野球に例えると分かりやすいでしょう。
野球を少しかじった程度のA君は、メジャーリーグにおいて特大ホームランを打ちたいとします。
そこでA君は、自己流のスイングでホームランを打つことは可能でしょうか?
答えは「無理」ですよね。
仮に打てたとしても、二回目は難しいでしょう。

では続いて、A君が元プロ野球選手のイチローさんにスイングの方法を教わって、ホームランを打つための知識や技術を得たとしましょう。
改めて大舞台のメジャーリーグに立ちました。
この時、A君はホームランを打つことができるでしょうか?
答えは「分からないけど、イチローから教えてもらってるし、さっきよりも打てそう」だと思います。

このように、僕たちは先人から学ぶことによって、力を鍛えることができます。
そして、本題である「文章力」をきたえるには、"本を読むこと"が効果的です。

そこで今回、ブックオフオンラインにて文章力(文章術)に関する10冊のマイナー本を購入してみました。
「この本は面白そうだな」という好奇心で購入したものなので、見たことのない本ばかりかと思います。

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それぞれについて詳しく掘り下げていきますので、「文章力を鍛えたい」と志している方は、ぜひ積極的に読んでみてください。

1.文は一行目から書かなくていい - 検索、コピペ時代の文章術(著者:藤原智美)

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2011年3月11日「東日本大震災」。
その当時に書かれた本で、これまで読んできた中でもかなりおすすめしたい一冊です。

てっきり、タイトルである「文は一行目から書かなくていい」ということだけを伝える本かと思いきや、文章の書き方なども詳しく解説されています。

例えば電車に乗ったとき、若者から「え~、それ分かる~、かわいいよね~!ヤバいよね~!?」という会話が聞こえますよね。
若い人は、その題材の何がかわいくてヤバいのかは討論せず、ただ価値観を分かち合っているのです。

このように、若い人たちは「かわいい」「ヤバい」などの汎用性が高い形容詞をつかい、さまざまな感情を表現しています。
あいまいな形容詞を多用していては、文章力が成長することはないでしょう。
そういったことも教えてくれる本です。

そして何よりこの本は、著者である藤原さんがもっている知識すべてを学んだ気になれます。
それくらい、「文章を書くということ」についての情報が凝縮されています。

実はいま、この本だけで一つの記事をつくろうかどうか迷っている。
それくらい充実している本であると感じます。

まだ4月に入ったばかりですが、もしかすると、今年いちばん買ってよかった本になるかもしれません。



2.最初の3秒で心をつかむビジネス文章術(著者:堀内伸浩)

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ページをめくったとき、どこか懐かしいにおいが漂った。
きっとこれは、ぼくの近所にある皮膚科のにおい。

そんなこちらの本は、以下に当てはまる人が読むべきです。

●名刺交換やセールストークが苦手な人
●口ベタだけれど、デキるビジネスパーソンになりたい人
●書くことに関しては、社内の誰にも負けたくない人

これは、著者である堀内さんが「こんな人に読んでほしい」というターゲットで、実際の内容もそういった人にマッチするものです。

「俺は当てはまらないから読まなくてもいいや」で済ませるのはもったいなく、ライターの方にもぜひ読んでいただきたいです。
というのも、「相手の感情に訴えかける文章」が学べるのです。

ぼくは本を読んでいて、「いやwそれは面白いw」と笑わせられるときがあります。
みなさんも「ウケるwww」といった具合に、文字を見てニヤニヤした経験があるでしょうか?
その時の「面白い」という感情は、文章が訴えかけてきたから抱いたのです。

他にも、「緊急事態宣言中に政治家が外食を~」などの記事をみたとき、「いや、俺たちは自粛してるのに」と、少しイラっとする。
こういった感情も、文章を通してぼくたちに伝わります。

つまり何が言いたいのか?

文章は「相手の心をつかむ最高の手段である」ということです。
これはライターにとって基本的な考えではありますが、自分の過信を正してくれます。

応用にこだわりすぎて初心を忘れた。
そういった方におすすめの本です。



3.早大院生と考えた文章がうまくなる13の秘訣(著者:近藤勝重)

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これまた僕の人生を変えた一冊です。
何がすごいって、さまざまな著者の引用が出てきます。
2、3ページに一人は出てきて、著者である近藤さんのお気に入りは、『ノルウェイの森』でも有名な村上春樹さんっぽいです。
かなりのスパンで村上さんが登場します。

そして、この本は内容が濃すぎます。
「濃いから難しい」と言ってるわけではなく、「濃いから学びが多い」のです。
ぼくは基本的に、こういった本の中で紹介されている本を買い、芋づる式で知識を得ています。
しかし、ここに書かれている本たちすべてを購入するのは厳しい。
そういったレベルで、尋常じゃない引用量です。

読む前は「なんだかタイトルもあれだし、しょうもないことしか書かれてないでしょ」と、期待はしていませんでした。
みなさんも「この手の本はしょうもない」と思われているでしょうか?
決してそんなことはありませんので、ぜひ読んでみてください。

映画、エッセイ、小説が好きな方にはとくにおすすめです。



4.自分づくりの文章術(著者:清水良典)

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こちらの本もぼくのお気に入りとなりました。

タイトル『自分づくりの文章術』のとおり、自分づくりをすることができます。
もしかすると、文章術よりも「自己分析」と言った方が近いかもしれません。

皆さんが文章を書くときは、一人称をどうしていますか?
公の場だと「私」を使いがちですが、その他にも「自分」「俺」「僕」「拙者」などがありますね。
夏目漱石の本から引用すると、「吾輩」なんていうのも。

これらの一人称は何気なく使っていますが、果たしてそれはあなたの一人称でしょうか?
普段は「俺」が一人称ながらも、自分をよく見せようと「私」を使っているはずです。
本当にそれが正しいのかどうかは、この本を読めばきっと分かります。

そして何より、読んでいる中で実践してみたいと思ったのは「コップと水」。
ただのコップに水を入れる。
そしてコップと水を観察し、それに対しての感想を書くというものです。

これは、描写表現を学ぶためにおこない、「私は〇〇だと思う」という感覚を養えるそうです。

後日、実際に試してみようと思いますので、記事が投稿されるまでお楽しみに。



5.「箇条書き」を使ってまとまった量でもラクラク書ける文章術(著者:橋本淳司)

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今回ご紹介する本の中で、唯一の左開きです。
ぼくは基本的に右開きの本を読むため、本書はあまり集中して読めませんでした。

しかし、すぐに文章を書くのではなく、まずは構成が大切であるということを教えてもらえました。
箇条書き(本書では「ブリット」)を活用し、それぞれを関連付けてボックス(構成のかたまり)に入れる。
そういったことをメインに学んでいきます。

ただ、全部で5章のうちの4章でようやく「文章を書いてみましょう」となるので、そこにたどり着くまでは退屈かもしれません。

著者である橋本さんは、「一文字も書いていないが、構成が固まったので7割は終えた感覚です」といいます。
果たしてそうなのでしょうか?
本書でも説明されていますが、1冊の本を書きあげるのに必要な時間はおよそ140時間。
7割が「構成をつくる」、3割が「文章を書く」。
構成をつくることに対して、140時間以上もかけていらっしゃるのでしょうか?

この辺りに信ぴょう性がなく、冒頭からモヤモヤが湧いてしまう本でした。



6.原稿用紙10枚を書く力(著者:齋藤孝)

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包みかくさず正直にいいます。
ぼくは75ページで見るのをやめてしまいました。

残り半分程度にもかかわらず、なぜ読み止したのか。

こんな一文がありました。

「書く力と読む力は、当然リンクする。本をまったく読まずにおもしろい文章を書く人は、まずいない。実際に書く力がある人は、膨大な量の本を読んでいる。」

つまり著者である斎藤さんは、「本を読まない人はおもしろい文章を書けない」。
そう言うのです。

ぼくが小学生のころ、初めて読了した小説は『モニタールーム』。
当時のぼくは大がつくほど本が嫌いで、活字にふれることの少ない子どもでした。
そこで母に「本を読みな」と渡されたのがこの本との出会いでした。

そんな『モニタールーム』を書いたのは、『リアル鬼ごっこ』でも有名な山田悠介さん。

山田さんは酷評されることが多く、読者からは「本を読まないから作家失格」ともいわれています。
しかし、本当にそうなのでしょうか?

たしかに、山田さんの作品は子どもたちに受けやすい印象ですが、多くの大人からも評価されています。
その理由は、少なからず誰かに「おもしろい」と思われているからでしょう。
例にもれず、ぼくも「山田さんの作品はおもしろい」と感じる一人です。

そのため、「本を読まない人はおもしろい文章を書けない」と断言するのはいかがなものかなと思います。

ぼくにはその先のページをめくることはできませんでしたが、「書く力」を身につけたい方はぜひチェックしてみてください。



7.心くばりの文章術(高橋麻奈)

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今回ご紹介する方の中で、唯一の女性作家です。
「高橋麻奈さん、どこかで聞いたことのある名前だな」、ということで調べたところ、情報系の技術書を出版されている方でした。
家の本棚をあさってみたところ、高橋さんが執筆された本を持っていました。

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数年前はプログラミング一筋だった時期もあり、C++という言語にも触れていました。
むかし誰かが「猫でもできる、やさしい、と書かれている本は読みづらいことが多い」と言っていました。
あまり言いたくはないですが、まさにその通りだと思います。

話が脱線しすぎたので戻します。

『心くばりの文章術』は、社内での事象をもとに、どういう文章を書けばいいのかを解説しています。
その解説はとても具体的ですが、社会人ではない人にはあまりマッチしない本でしょう。
ぼくは社会人ではなく、社会不適合者といわれる方に属しているからか、なおさらマッチしませんでした。

さらに、全体的に「そう思いますよね?」というような、宗教勧誘やセールスマンっぽい文章が多い印象です。
人というのは反発したい生き物なので、説得が多いと目をつむってしまいます。

しかし、フリーランスとして活動しているライターには不向きですが、社員として会社に属している方にはおすすめの一冊です。
社長や部長、同僚や取引先に対して、自分の説明を理解してもらいたいと考えている方は読んでみてください。



8.就職・転職にいきる文章術(著者:轡田隆史)

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今でもよく耳にする「ニュースステーション」や「スーパーJチャンネル」といったような番組。
これらに出演していた轡田(くつわだ)さんが著者です。

本書で紹介されていた「書くことが苦痛になる10の理由」の箇所について、納得させられるところが多々ありました。
しかし、全体的に読みづらい文章であると思います。

というのも、例文や引用を挙げられる際に、「例えばこのような文章があったとしよう」のような、簡単な接続詞がないのです。
「例えば」があるだけで読者は、「これから例文を出すんだな」と理解し、置いていかれることはないでしょう。
しかし、そういった接続詞がない中で急に例文がでてくるため、ぼく自身おいていかれました。
これでは非常に疲れます。
「え、今の例文だったのか、また読み直さなければ」ということが多く、読むのを断念してしまいました。

さらに、半分以上も読み進めましたが、タイトルにある「就職・転職」と内容の因果関係はありませんでした。
正直なところ、迷える就活生や、転職を考えているサラリーマンには不向きな内容でしょう。

タイトルと内容がここまで乖離している本も珍しいので、気になる方は読んでみてください。



9.説得の文章術(著者:安本実典)

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正直おどろいた。

「この本はレビューが一切ないし、言わずもがなつまらない本でしょ」。
そう思う方が多いはずですし、僕もそう考えていました。

しかし、この本はとても"説得"させられた。

まえがきには「~である。~である。~である。」と、末尾が重複してばかりで幻滅していました。
というのも、重複表現は避けるべき、というのが文章を書く上での基本だからです。
その感情をぐっとこらえ、続きを読んでいった。

第2章「説得と日本語のリズム感」。
この章でぼくは目を疑った。
「「ン」がつくと、日本語の響きが良くなる」というのだ。
例えば、ここでは店名を一切出さないが、某コンビニのテーマ曲をみてみよう。

「セブンーイレブン、いい気分」

良い響きだと思った方も多いはずです。
漫画やアニメだとどうだろうか。

『ドラゴンボール』『北斗の拳』『ドラえもん』『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』『仮面ライダー』『ウルトラマン』『名探偵コナン』『新世紀エヴァンゲリオン』『ポケットモンスター』など。

これらのタイトルは有名でしょう。
その他に有名なものを考えても、なにかと「ン」が付きます。

つまり僕たちは、「ン」に対して無意識のうちに「リズムのいいものである」と感じているのかもしれませんね。

さらにハッとさせられたのが、文章は短い方が力を持つということ。
さまざまな本で、「文章は短く書こう」と記されていますが、どこか腑に落ちない自分がいました。

みなさんは、アゴタ・クリストフさんの「悪童日記」をご存知でしょうか?
短いセンテンスが淡々とつづいていく小説です。
あの文章は彼女が書くから良いものであって、他の人が短いセンテンスで書いても、残念ながら幼稚な文章になるだけでしょう。

そのため、「なんでもかんでも短くすればいいわけじゃないでしょ」。
そう思っていました。

そこで、著者である安本さんはこう説明されます。

「たとえば、「彼は、走りに、走って、走った」という表現よりも、「彼は走った。走った。走った」という表現のほうが、躍動感を与える。」

これは納得させられました。
センテンスが短い方が力を持つ。
そういったことにも気づかされました。

ただ、古賀史健さんは『みんなが書き手になる時代のあたらしい文章入門』の中でこう言います。

「説得せずに、納得させよう」

確かにこの言葉は正解だと思いますが、説得も大切であると思わされました。
一つの視点に偏らず、さまざまな角度から文章をつくりたい方におすすめです。



10.たった400字で説得できる文章術(著者:樋口裕一)

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今回ご紹介してきた本の中で、もっとも例文や練習問題が含まれている本です。

著者である樋口さんが、前著『YESと言わせる文章術』をリニューアルした内容。
より短い文章を、より短い時間で書くことが求められる時代。
それらの時代背景を考慮し、その結果として本書が執筆されました。

まだ前著を拝読していませんが、本書は一番わかりやすい内容だったように思います。
というのも、前述にもある通り、例文や練習問題がとても多いのです。
例文に関しては、「もう分ったよ」とうなされるくらいにありますし、練習問題は多いところで20ページ分もあります。

さらに、文章のプロにもかかわらず、いかがわしいことも書かれています。
例えば「字数稼ぎをしたいとき」の解決策など。
一般的に、文章術を教える本では「切り落とせるところは切り落とそう」と書かれることが多いです。
これは、あいまいな表現を省いたりして、読者に分かりやすくストレートに伝えるという意図があるからです。

しかし、Webライターをしている方などが抱える問題として、文字数が足りないということがあります。
クライアントが要求する文字数を書かなければ、納品にも至らないのです。
かくいう僕も「文字数があと少し足りないなぁ」ということがあります。
そこで、説得しつつも字数を増やす方法を教えてくれるというのは、ライターである僕としてはありがたいです。

そして、文章を書く上での「型」の重要性についても、改めてその大切さを実感させられました。
音楽家であるバッハやモーツァルトは、「型」があったから数多もの曲を作り上げた。
もし「型」がなかったら、次はどう書くかなどをいちいち考えることになります。

ある程度、「こういったものをこの順で書く」などが決まっていれば、あとはそこに落とし込むだけです。
生産性が上がるだけでなく、個性を維持したまま文章をつくることができる。
そういった面からも、「型」は大切ですね。

手を動かして頭で考える。
実践的に文章を学びたい人におすすめです。



まとめ:文章はむずかしい

初投稿にもかかわらず8000文字と、かなりボリュームのある記事となってしまいました。
ここまでご覧いただき、本当にありがとうございます。

今回の10冊を総括した上での感想ですが、「文章はむずかしい」の一言に尽きます。
著者によって言うことはさまざまで、それこそ10通りの文章術を学びました。
それぞれが個性を生かして文章を書く。
その点はどの方にも共通していました。

これからは「個性を生かして、読者の感情を揺さぶる文章」を書けるよう、日々精進していきたいと思います。

最後に、今回の10冊の中で特におすすめできる本を書いておきます。
先に断っておきますが、どの本も面白かったとは思います。
ただ、僕のようなフリーのライターの方は「これを読んでおくといいかもしれない」という本ですので、誤解のないようお願いします。
それでは僕が選んだ本はこちら。

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今回は、あまり知られていない文章術の本を10冊ご紹介しましたが、気になる本はありましたか?
基本的に古本という形で入手できると思いますので、気軽に読んでみてくださいね。
また、読んだ感想をTwitterのリプライやDMでお教えいただけると嬉しいです。

改めてここまでご覧いただき、ありがとうございました。
次回はなにを投稿するか決めていませんが、お手すきの際にまた見てやってください。

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