「迎春」特別御朱印のお知らせ
寒い日が続き、すっかり年の瀬が押し迫ってまいりました。
来年、令和4年で“月参りのお楽しみに四季の彩りを”とはじめた当社の透かしの特別御朱印も4年目に突入します。
毎月たくさんのご参拝をいただき、ありがとうございます。
待ちに待ったお正月まであと少し…!
それでは、新年はじめの御朱印のご案内を差し上げます。
◆「迎春」特別御朱印
1月の御朱印のモチーフは、お正月の風物詩「獅子舞」です。
獅子舞は「邪気払い」や「疫病退散」の意味を持つ正月の縁起物。
約70年の時を経て、去年発見された当社の獅子頭も、正月10日まで本殿前にお飾りしております。
この機会に、是非ご覧ください!
今年は“寅”年ということで、最前列には当社にもご縁のあるあの方が…!✨
動物たちも、それぞれに芸を披露して、賑やかに芽出度く新年の訪れを祝います。
見開き両面のダイナミックな「謹賀新年」「芽出度事始(めでたくことはじめ)」の文字は、去年に引き続き書家の山下人夢氏に担当頂き、意匠を凝らして1年のはじまりにふさわしい御朱印を奉製いたしました。
本年も、宜しくお願い致します。
◆「初詣」特別御朱印
新しい年を迎えて、力いっぱい大海原に漕ぎだす御祭神の小野篁公と動物たち!
御配神の菅原道真公は、船出を空から祝福しています。
躍動感のある波は、葛飾北斎の名画『富嶽三十六景 神奈川沖浪裏』をイメージしたものです。
こちらの御朱印のテーマとして掲げられているのは、御祭神の小野篁公が「参議篁」という名で登場する『百人一首』に撰された名歌。
「わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟」
【意味】(篁は流罪の刑を受けて)大海原に広がる島々を目指して、立派に船出をしたと都の人々へ伝えてくれよ、漁師の釣り船よ
こちらは篁公の詠まれた歌の中で最も有名な歌。
流罪になった篁公が都に別れを告げる、旅立ちの哀愁と孤独な情景が浮かぶ悲しいものですが、御朱印では真逆に読み替えて、全力でポジティブな「新しい旅の始まりに力いっぱい漕ぎ出る篁公と仲間たち」を描きました!
後にその圧倒的な能力を惜しまれ、流罪になってから1年と少しで早々に放免された篁公は、朝廷の中心で要職を歴任して大躍進を遂げ、今にも残るさまざまな逸話を残すことになります…🌊
◆1月の月参り御朱印
今月の月参り御朱印は「松」がモチーフです。
お正月飾りや門松などでお正月に大活躍の“松”。
常緑樹で冬でも青々としている松は生命力の強い木とされ繁栄の象徴、正月期間には家の門に松を飾り、神の「依り代」とします。
お正月期間はもちろん日本庭園や盆栽など、日本人にとっては見かける機会の多い、親しみのある樹木ですね!
◆情報を通じてご参拝をより豊かな体験に
御朱印には御朱印を解説したリーフレットや特別な記念品をお付けしています。十分な数を用意しておりますが、数に限りがありますことご了承ください。
今月はお正月にまつわる獅子舞や初詣について、また、厄年についてのコラムなどを掲載しております。是非ご一読ください😊
◆小野篁公とめぐる四季の旅
当社では、毎月の「月参り」を移ろう季節や日本の文化を感じながら親しくお参りをいただければと、毎月、月替わりで2種類の『特別御朱印』と『待ち受け壁紙』(無料)をご用意しております。
四季の彩りを感じながら親しくお参りをいただき、神社と離れた普段の日常の中でも、見返すことでご神前での素直な自分に立ち返り、神様と繋がる一助とされてください。
今年もたくさんのご参拝をいただきありがとうございました。
皆さまも、良いお年をお迎えください!
◆小野照崎神社
東京の下町 入谷にある学問・芸能・仕事の神様をお祀りする神社です。
御祭神は、平安時代有数のマルチアーティストである 小野篁公。文鳥を愛する絵画の神様で、百人一首にも登場したり朝は朝廷に夜は冥界に出勤される多動な神様です。852年⛩創建 、境内には重要文化財の富士塚も🗻
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