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適応障害から復職した。 〜復帰初日〜

2ヶ月間の休職を経て、職場復帰した。

復職初日。天気は雨。
朝は早めに起きて家を出ることができた。
歩くルートや電車の乗り換えは以前と同じルーティンで、いつも通りの通勤という感覚だった。
以前と同じカフェに立ち寄り、少し時間を潰して出勤する。これも以前と同じルーティン。やはり少しだけ緊張していた。どのように受け入れてくれるかというよりも、こちらがどれぐらいのテンションで登場すればいいのか、と考えていた。

「意外と元気そう」なのか
「やっぱりまだ以前とは違うね」なのか

実際のところは「カラ元気」のような感じになった。

「おかえりなさい」
「戻って来て良かった」
「元気そうで良かった」

おおむねそのような反応だった。
大げさ過ぎず、普段通りに接する。
あまり多くは聞かない。

そんな感じ。
どんな反応が欲しかったのだろうか。
気持ちは特に上がらなかった。

原因は何か?
何があったのか?
説明してもきっと他者にはわからない。
本人にしかわからない感情だからだ。

少しまた下がり始める。

以前と変わらない職場の中で以前とは違う自分をフィットさせていくには、まだ少し時間がかかりそうだ。

率直に言えば、ここではもう元には戻れないと感じた。これから気持ちがどう変化していくのかわからないけれど、自分の素直な想いと向き合っていこう。

どうしたいのか?
どこに行きたいのか?
何がしたいのか?
何ができるのか?

未来はまだ見えない。
それでも明日がまた来る。
ゆっくり、ゆっくりと
少しずつでも前に進む。


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