海外赴任内内示 トップの本音は「つべこべ言うな」「お前に選択権はない」?
海外赴任の候補の一人に挙がっているというヒアリングから1ヶ月が経った。
部長Aから「結果はまた連絡します。」と言われたものの、あまりに遅い。
私も家族も上司は、
「他の誰かに決まったんじゃない?」
「でもそうだとしたら、連絡来ないのも失礼な話だね。」
※そんなことがよくある会社だった。
「あなたで決まりとしても、(意思決定が)遅すぎない?」
※実際にはこちらであった。定例会議への上程を理由に、何かひとつ決めるのに1ヶ月以上かかるのが、東証一部上場のとある大企業のグループの意思決定スピードである。これでは中国に経済を抜き去られるのは当然と思う。日本企業で何か決定した頃には海外企業はもう実行に着手している。
そんなことを話していると、上司に部長Aから電話が来た。「鈴木:仮名(私)に、来週の月曜15:00に、本社に来るように伝えるように。」
上司は「何の要件ですか?」と問うが、「人事関係。あなたに話す必要はない。」との超塩対応だったらしい。部下のマネジメント上、聞くのは当たり前だし、先に上司に話しておく必要があると私は思いますが。。。
バブル世代の方、申し訳ありません。私から見えている限り、バブル世代の方はコミュニケーション能力以外、仕事の専門性や進め方などの能力、人徳には非常に疑問がある方が多いです。
翌週月曜、本社に行く。管理部門のフロアに来るように指定されていた。
工場の人間の予期せぬ来訪。管理部門の人の「お前、何しに来たんや。」「何なに?(と探っている)」と言わんばかりの視線が突き刺さる。
非常にやりづらい。
水面下で進めたいのなら、どこかのホテルの喫茶店とかもう少しやりようはないのかと思ってしまう。
役員の会議室に通されると、管理部門担当役員(以下、役員)と、部長A。
座るように促される。
早々に本題。
「2019年2月から、インドネシアの現地法人に行ってほしい。」との話だった。
困った。
私は2018年に家を建てている。また、家庭の各種事情が重なっており、2019年2月の海外転勤はどうしても無理だった。
(家を買った方ならご存知の通り、家を買った翌年の2月に確定申告をしないといけない。住宅ローン控除の関係。その2月の確定申告をやらないと基本的には一生住宅ローン控除を受けることが出来ない。)
失礼の無いように丁寧に説明してみようと試みた。
「大変光栄です。ただ、、(事情をなるべく丁寧に説明しようとする。)」
と答えていると、、、
「個々の事情は知らない。○○○粉グループの社員だから、あれこれ言わずに行くものだ。抜擢人事だが不満か?」「行くのか行かないか、どっちだ?」役員が怒り出す。
役員になる人には、結果が先、簡潔さを好む人が多い。受け答えを間違えた。
こんなに怒るとは、、、今までは言われた言われるがままの人が多かったのだろうか。。。
「家族とも一度話しますが、私は総合職ですし基本的には行く考えです。ただ2月は無理です。申し訳ありません。転勤を断るなら出世はなしとか、転勤が嫌なら辞めろ、ということも分かっています。」
と、覚悟で話してみる。
今まで、意見を言ってくる人もいなかったのだろうか?役員はヒートアップしているが、『退職覚悟』が見えると、初めは「何としても2019年2月に行け」という様子だったのが徐々に変わったように覚えている。
役員「行くのか行かないのか?じゃあ、何月なら行けるのか?」
私「申し訳ありません。先ほどお話した通りの事情があります。話が話ですので、一度持ち帰らせてください。」
役員はその場で決めたかったのがそうならなかったからだろうか、退室するときはむすっとしていた。
部長Aが付いていく。
多分、怒られていたのだろう。戻ってくるまでしばらくかかる。
部長A「確定申告は代理人にやってもらえばいいじゃないか?」
私「いや、海外赴任で住民票がなくなると、そもそも確定申告が出来ないんです。」
部長A「、、、」
※皆の前ではないが、間違いを指摘したのが良くなかった。これが後に火種となる。
会社の本音なんてこんなものなのかな、と思う一幕でした。
面談ははまだ続きます。早めに上げます!
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