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キューバの彼が教えてくれた事
次はどこに行くの?
「次はシベリア鉄道に」
「メキシコシティでマヤ遺跡を」
「ペナン島で世界遺産のブルーマンションに」
「そこ私も行きたいんだよね」というお世辞ともつかない返事に、いつも同じ返事を返していた。
「行けばいいんですよ。行こうと思えばどこでも行ける」
37カ国も旅をしていると「言葉は話せなくてもなんとかなる」ことを知っている。パスポートとお金さえあれば大丈夫。
人間が住んで
かき氷がすごく好きです
今から6年前。
新宿の追分だんごで食べたいちごのかき氷がきっかけだった。
祭の「カップかき氷」とは明らかに異なる柔らかな氷のたたずまい。
胸をときめかせた。
会う友達会う友達に、かき氷の美味しさを熱く語った。
「湘南にすごいところがある」「長瀞は行ったか」と2人の食通が情報をくれた。
どちらも、ずいぶん遠いなと思った。
ある晴れた日、日帰り旅行がてら湘南を訪れた。埜庵という店だった。角を曲がる
ゴールはどこなんだい
神楽坂にある野菜が美味しい居酒屋にいた。
山田(仮名)が新卒から1000万貰えるという噂の会社に、中途で採用された。すごいねぇ、なんて話をしていたら、「実は学力SPIテスト、0点に近かったんだよね~」と朗らかに言った。
グレープフルーツサワーの氷がカランと音を立てて回った。
いろいろな人の話を総合すると、山田を採用するかどうかは、紛糾を極めた。今の会社でヒット商品を作っている。だいぶ特殊な業務