見出し画像

海も山もつながっている

本日は日曜でしたが出勤でした。
行きがけの車のラジオから聞いた言葉

PFASとフォーエバーケミカル

恥ずかしいことにどちらも知らない言葉でした。

PFASとはフッ素化合物の総称で、非常に高温にならない限り安定した物質で、非粘着性、撥油性、撥水性が高く、汚れにくい特徴があるため、食品用のトレーやテフロン加工の鍋など多くに使われているようです。

そういえば思い出したこと

その時思い出したのが、去年あたりから言われていた、スキースノーボードの裏に塗るワックスのNOフッ素化。

先シーズンフッ素入りのワックスが国際スキー連盟(FIA)発表を受けてSAJ(全日本スキー連盟)の大会で禁止されるからと言って、多くの人がフッ素の入っていないワックスを試していました。
実は私はよくわかっておらず、なんでそんなことになっているのか不思議でしたが、朝のラジオで聞いた言葉と、調べてみたことを統合することでやっと意味が分かりました。

今年のウィンター用品のワックス売り場には「フッ素含有」の有無がきちんと表示されていました。

フッ素が山で使われるとなぜ環境が汚染されるのか

先ほど出てきましたが、フッ素化合物は非常に安定した物質で、高温以外では変質しないことが知られています。
雪上でワックスが少しづつ削り取られ、溶けていきます。それらはとても小さい物質となって、水と一緒に吸収されていくわけですが、山にはそのまま残りますし、雪解け水となって川に流れ込んだりします。

水は人間のみならず野生生物の飲み水ともなり、また植物も吸収するる必要があります。そしてそれらは海にも流れ込みます。

つまり、山でPFASを使うことで、生命の根幹である水が汚染されてしまうのです。

フォーエバーケミカルの恐ろしさ

フォーエバーケミカルとよばれる物質は分解されることなく体内に蓄積されていきます。植物から動物から海産物からありとあらゆるものからそれらが検出されており、それらを食べている人間からも検出されています。
しかも恐ろしいことに、それらは自然界で分解されにくく長期的に残るといわれています。
人体への影響は詳しくはまだわかっていませんが、がんや甲状腺疾患などの健康被害との関連性が研究によって報告されているようです。
特に小さいころからそれらを蓄積させ続けている小さい子どもは大きくならないと影響がわからないことが非常に怖いです。

自分にできること

自分にできることは何なのかということをよく考えます。
マイクロプラスチックもそうですが、根本的に使わないようにするということはできない(すでにトレーなどとして売られているので)ので、もし断れるのであればなるべく使わないようにするということ。
あとはもったいないですが、今使っているフッ素入りのワックスを使わないようにすること。

そして一番はそのことについてきちんとした知識を持つことだと思っています。そのためにまた調べて記事にしていこうと思っています。

<参考>





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?