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早起きして活字を読んでみた

3行でまとめ
読み始めた小説が合わない
新聞で箸休め
世の中には合わないものがたくさんある

5:45, 久しぶりの5時台起床な気がする。
今日は雨。通勤が面倒だけど、毎日晴れというわけにいかない(あたりまえ体操)

このところ整理整頓にハマっている。断捨離というほどのものではなく、放置してたものを片付けているだけ。
ズボラを極めし者なので、もちろん積読も埃をかぶっている。
これも片付けの一つだよね、と積読のなかで一番薄いやつをオープン。ちなみに店頭で配っていた超短編小説である。

温かい紅茶を淹れて優雅な気持ちで表紙を捲ると、早々に違和感が漂い始める。
この小説、合わないな。
主人公が陽の者のファンタジーは、世知辛い現実を生きる隠の者の荒んだ心には引っかからないのだ(似た理由でワンピースも読みづらい)

こういうときは新聞で箸休め。事実が淡々と書いてあるから良い。紙の色も活字も読みやすくて良い。
全部読む時間も気力もないけど、見出しをパラパラ流し読みするだけで情報が頭にグワッと入ってくる。
重いニュースと楽しいニュースが入り混じり、結局フラットな感情に落ち着いた。ふぅ。

落ち着いたところで小説に戻る。このタイミングを逃せば一生積読だから、意地を張って読む。
最初の違和感はどんどん大きくなり、ページを捲るごとに主人公の気持ちは遠くに行ってしまった。
ふと「結局わかりあえない」ことがわかって諦めがつき、逆に弾みがついてあっけなく読み終わった。

分かり合えないながら何とかやり切った感。
一仕事終えたな(?)

世の中には「合わない」「わかり合えない」がたくさんある。
腹を割ったらわかり合える時もあるけれど、理解することは傍に置いて物事を進めた方が良いときもありそうだ。
「合わない」への対応はうっすら悩んでいたけれど、対人で大事が起こる前に活字で予習できたのは、少し得をした気がする。

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