タピオカ飲んだら世界に負ける気がする。

「インスタグラマーの彼氏」という人のインスタグラムを覗いていたら、インスタグラマーの真実のようなものを見てしまった。
 彼女のインスタには招待された沖縄のコテージのお風呂でキレイなピンク色のロゼシャンパンを片手にバスタブから足を伸ばして出している、よくある構図の写真が載っているんだけど、彼氏のストーリーには彼女がシャンパングラスに男梅サワーを注いている様子が映されていたりして、本当はシャンパンじゃなくて私たちの大好きな男梅サワーだったって話。
 私もこの雨の中、どうしてもタピオカミルクティが飲みたくて買いに行って意気揚々と写真に収めたものの、後ろには大量の洗濯物が干してあったりするから、理想と現実ってなかなか違うよねって話。
 まぁ私はインスタグラマーではありませんけどね。


私たちは中村アンにもクロエグレースモレッツにもなれない

「理想と現実」とか「本音と建前」とか「いつかもし子供が生まれたら世界で二番目に好きだと言おう」とか、世の中なかなか複雑だったりする。
 何かに憧れて努力をしたり背伸びをする事は、成長に繋げるために必要なことだけど、私はどちらかといえば「身の丈に合わせる」ことのほうが必要だと思っている。そう思ってしまうのは私が35歳だからであって、もし24歳だったら考え方は違ったかもしれないが、冒険より安定が欲しい35歳としては「憧れ」より「身の丈」を大切にしたい。
 ジムのマシーンに腰掛け髪をかき上げ写真を撮っても、私たちは中村アンちゃんにはなれないし、#LiveLaughLoveとハッシュタグをつけたところで、クロエグレースモレッツのように格好よく決めることは出来ない。そんなことないと思うなら試しにやってみたらいい。フォロワーにいる友人たちに、陰で笑われることだろう。
とは言え、私だってなれるものなら、サラシュナイダーちゃんになりたいと心底思っている。だけれども、なれるとも近づけるとも全く思っていない。これは諦めではなく現実。来世に期待をして、現世を精一杯生きるのです。


 生まれ変わったら大金持ちの祖父母とそのスネかじって大人になった母とそんな母が愛おしくて仕方ない大金持ちの父に愛されて育ち、金曜日は毎週ホームパーティをしておばあちゃまのバーキンのバッグにカラーボール投げつけて「oh! its crazy Birkin!!my original!!」ってSNSにアップして、ディスられても気にしないわ~私には最高のボーイフレンドと仲間いるもの!ってイキガッテ生活したい。


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