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謝罪ブームでしたので

Twitter(現X)だけでの動画キャンペーンをしていた。
一日おきに役者からのメッセージを公開していく。
最後の日だけ連日にして僕のメッセージを公開という。
見ていない方はぜひ、さかのぼって最初から見ていただけたら。
全部で10話にしてあります。

まあ、ふざけた内容です。すみません。
今、ユーロスペースで上映されている作品も、これからの上映予定作品も、見ていけば、真面目な作品が並んでいて。
アート系なんて呼ばれていた時期もあるみたいだし。
だから、あんまりふざけた内容はよろしくないかもなぁと思いながら。
実はこういうふざけたのは、って誰かに言われるかもなぁと覚悟してました。

多分、ユーロで上映される作品群の中で、ふざけちゃうプロモーションなんてあんまりないんだろうなぁと確信犯です。
こういう悪乗りは好きじゃないです的な、敵を作りかねないと思いながらも、いや、そんなことを気にしてもなというおかしな方向で考えが進みまして、、、。
だってさ、どんだけプロモーションでふざけたって作品の内容はふざけてないからいいじゃんねって。
わからないけれど、なんか面白そうな人たちってのだけでも伝わるんじゃないかとも思ってさ。

意外に今まで応援してくださった皆様からの反応も大きかったけれども。
そこからも拡がっていたので、それは良かった!
動画はやっぱり拡がり方が大きいなぁ。
なんじゃこりゃ???な方もいるだろうけれど、それはそれ。

まぁ、真面目な方向のやつも出来るんです。
そのままお願いすればいいだけなわけですから。
むしろそっちの方が聴きたいだろうなぁと思いつつ。
実際にそういうのって数多くあるわけですから。

でもさでもさ。
少しでもクリエイティブの方がいいかなって思って。
だとしたらカメラ持って一人一人撮影しに行ってというのが一番クリエイティブなんだけれど、中々、時間もかかるし皆も忙しいだろうし、そうなったらそうなったでどこまでクオリティを求めるか問題が出てきちゃう。
いっそのこと、ビデオメッセージという名前の台本をそれぞれに演じてもらう方が、生々しいクリエイティブになるかもなと思って。演出はしないで、それぞれに完全に任せちゃえば個性も出てくるし。
で、それがとても面白かった。僕は。さすがだった。

構成としては、誰かが間違っちゃう。次の人が謝罪して訂正するけれど、なんか訂正の仕方を間違っちゃって、その次の人がまた謝罪して訂正していくという流れ。
昨今はなんか謝罪が流行っているみたいなので。
ものすごくベタな固有名詞を間違えちゃうのもあれば、すっごくわかりにくいシュールな訂正もあって、ツッコミがないやつだから伝わりにくいのも面白かった。なんの訂正かもわからないやつ。
ツッコミは、ほら、観た人が自由に出来るのがSNSだし。ある意味ツッコミ選手権みたいになっていくのもそれで面白いし。
訂正するとこ、そこじゃねぇんだよなぁ、、、っていうツッコミが多くなると思ったら、むしろ次のミスをツッコむ方が多いっていうのも面白かった。

ちなみに僕的に好きなのは、金子さんと中野さんです。
金子さんは最初としてほぼ完璧な仕事っぷり。
中野さんは内容を説明しようとして、結局、何一つ内容を説明出来ていないという難しいやつをやってくれました。
織田さんのは悪ふざけがすぎるので、あえて外します。

まぁ。こんなふざけたのも一カ月を切る前になんかわちゃわちゃしたくて。
充分にそんな感じは出てんじゃないかなぁ。
どうしたって、まぁ、真面目な感じになっていくもんね。
作品の内容を伝えようと思えば、それはそうなっちゃう。
そうなる前に。
そもそも僕たちは、面白いことを探しているんだという原点を出しておかないといかんもんなーという感覚でした。

えっと。
楽しんでいただけたのなら何よりです。
そうじゃない方々はお容赦ください。
謝罪ブームに乗るという皮肉もすみませんでしたという謝罪。

あ。明日なんかニュースあると思います。


映画『演者』
企画 監督 脚本 小野寺隆一
音楽 吉田トオル
題字 豊田利晃

「嘘ばかりの世界」だ
  「ほんとう」はどこにある

【上映館】
・2023年11月18日(土)より
ユーロスペース(東京・渋谷)
http://www.eurospace.co.jp/
劇場窓口にて特別鑑賞券発売中
先着50名様サイン入りポストカード付

出演
藤井菜魚子 河原幸子 広田あきほ
中野圭 織田稚成 金子透
安藤聖 樋口真衣
大多和麦 西本早輝 小野寺隆一

撮影 橋本篤志 照明 鈴木馨悟
録音 高島良太 絵画 宮大也
スチール 砂田耕希
制作応援 素材提供 佐久間孝
製作・宣伝・配給 うずめき

【あらすじ】
昭和20年春、終戦直前のとある村。嶋田家に嫁いだ3人の女たち。
血の繋がらない義理の三姉妹は男たちが戦時不在の家を守り続けている。

家長であるはずの長男の嫁、智恵は気を病んでいた。
三男の嫁、恵美は義姉を気遣う日々を送っている。
次男の嫁、陽子は智恵がおかしくなったふりをしているのではと疑っていた。

やがて魔物が再び女たちの前に現れる。
世界は反転して、演技は見抜かれる。

◆終映(特別限定先行上映)◆
・2023年4月15日(土)16日(日)※限定2日間
シアターセブン(大阪・十三)
・2023年4月15日(土)18日(火)21日(金)※限定3日間
名古屋シネマテーク(愛知・名古屋今池)
・2023年3月25日(土)~31日(金) ※限定1週間
K'sシネマ (東京・新宿)

投げ銭は全て「演者」映画化計画に使用させていただきます。