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困った足の話

実は自分の足について昔から困っている。
って書くとあの人辺りはすぐに短足についてとか言われそうだけど。
って書くとあの人辺りはすぐにガニ股についてとか書きそうだけど。
そういうことではないの。

あのね。
自分、多分、足の形が。
おかしい。

気付いたのは多分中学校の後半ぐらいから。
上履きがスニーカーだったんだけど、まぁ踵なんか踏んでね。
ペッタンペッタン歩いていたんだけれど。
部活じゃそうもいかないから靴を履くでしょう?
成長期だからどんどん足が大きくなっていくんだけど。
なんかどんな靴を履いてもダメなの。
合わないの。
自分に合う靴に出会えないの。
スニーカーとか、スパイクとかのスポーツ系でもだよ?

いや、人の足とか横目で見て比べても何も変わらないんですよ。
だからみんな合わないんだろうなぁとか思ってたんだけど。
どうもそういうことでもねぇぞ、これは・・・って思って。

まず幅広。
足の指が長めなんだけど、そんなことよりも幅が広い。
なんでだろう?泳ぐのが好きだったからかなぁ?
でもどう考えても横幅が広いのね。

ほんで甲高。
足の甲がどう考えても高いの。
なんだろう?土踏まずが思い切り土を踏まないようにするためなのか?
持ち上がってるんじゃないか?ってぐらい甲が高いの。

そのぐらい普通かもしれないんだけど、これが凄い違和感で。
例えば自分の足幅に合う靴を履くと指の先がぶかぶかに余るわけですよ。
じゃあ、足の大きさに合わせた靴を履くとどうなるかっていうと締め付けられてすごいバランスが悪くなる。ちょっと靴の中でUの字だから、むしろ痛いわけだ。
あとね。ぴったりの靴だと思って靴ひもを結んだら紐が足りなくて蝶々結び出来なくなっちゃったりね。
だから通す穴を1~2個通さないようにしないと履けなかったりね。
わかるかなぁ、この感じ。
ちょっとだけサイズ大きめのオールスターで胡麻化してたりね。

それにしても、まぁ、靴を履くのが遅いんです。
どうやってもきつい靴になって、中々履けないの。
ぶっかぶかだと、なんか歩くのとか遅くなるしさ。

でも多分、同じような人って世の中に結構いると思う。
これがおかしいと認めずにそのまま暮らしている人たち。
でも、靴を履いていると圧迫感が凄くてむくんじゃうみたいな。
雪駄や草履で過ごしてきた日本人の末裔ですから。
足の親指と人差し指の間に自然と空間が出来る鼻緒専用の足ですから。
そんなもん、どだい靴なんかそもそもが合うわけがねぇんだわ!!
室内でも靴を履く文化の物だかんね、これ。
言っておくけど、意外に足袋は簡単に入るからな!

でね。まぁ、色々と研究しまして。
高校時代はツッカケで学校行ってました。
これ言うと、わりに驚かれるんだけど私服の高校だったしね。チャリだったし。校内は踵をつぶした上履きだったわけですし。
ええ、普通のおっさんが履くような茶色のサンダルね。
お前さぁ、サンダルで学校来るなよー。って言われたもんね。

その後は雪駄とかね。
さすがに冬はつらいので靴を履いたりもするんだけどさ。
あと衣装とかさ、冠婚葬祭とかさ。
でも靴を脱いだ瞬間、パラダイスですよ。
んで、異常にむくんでますよ。

そりゃどこかの御曹司だったらさ。
オーダーメイダーなクックをお願いするんでしょうけれど。
がってんこちとら庶民の中の下の下の生き物ですから。
靴擦れとか、まぢはんぱねぇから。
靴を履く日はすでに靴擦れ決定だから。血だらけの靴下だから。
クロックスで甲の上のとこ靴擦れしたことあっから。

幅広甲高。

意外に苦しんでいる人いるんじゃねぇかなぁ。
そんなことないのかなぁ。
ダイバーシティとか言って、既製品はことごどくおいらを拒絶するよ。

なんて地味なコンプレックスなんだ・・・。

一生なのか?
一生合う靴に出会えないのか?

小学生の頃はマジックテープの靴が好きだったなぁ。


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