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邪念詩その7「追憶の螺旋 」

邪念詩とは


音楽好き芸人ジョニー小野が提唱する、「っぽい」歌詞である。創作意欲の源泉は「邪念」であり、そこから生み出される詩は、メロディが無くてもモンスターのように生命を得るのだ。

今回の解説


ビジュアル系バンドの闇系要素を抽出し構成した。

西洋系RPGの雰囲気を想定した。

・主な舞台は「森」である。時間帯は夜。

・月の色を描写。空や海の色も描写するとなお良い

・登場人物は少女。あどけなさ、儚さが必須。

・傷ついたり、砕けたり、壊れたりする。

・ドラクエの中ボスが言いそうな事を英語にする

・零れる、瞼、戯れるなど、難しめの漢字を多用する

・雪とか雨とか降らせる

上記の要素をとにかく隙間なく詰め込む。ゲーム画面のように、全てを埋める。現実社会との接点を残してはならない。

タイトルは、とりあえず難しめの漢字を使った熟語を組み合わせてみた。「螺旋」は先に使用を決めたので、修飾に適した語句はゲームに使用されていそうなものから選んでみた。

曲は、短調でストリングスを多用しておきたい。キーボードはグランドピアノの音色で。FNS歌謡祭みたいなアレンジが最適である。まあ、曲なんて無いのだが。

追憶の螺旋

深紅の月が またお前を狂わせる
あどけない 少女の仮面が
星のない夜に 吸い込まれていく

ガラスの靴は 砕け散った
冷たい涙が 零れ落ち
氷の地面は 無限の影になる

暗闇に ただ一つ光る
時計の針は 瞼のように
閉じては開く 戯れる 壊れていく

Why don't you walk in the sky?
You are seekin pieces of glass filled with darkness.
眠る白い森を抜け 辿り着く追憶の螺旋
降り積もる 切なさを散りばめて
浮かび上がる追憶の螺旋

舞い降りた夜の 闇はお前を夢の中へ
儚い笑顔の カケラでさえも
時の狭間に 閉じ込めている

暁に燃える ため息と孤独
怯える背中を 包み込む
朽ち果てた悲しみは 月へ還る

散りゆく 季節を越えるたび
静寂の雪は 降り積もる
そして深く 温もりを 抱きしめる

I will break your nightmare without the distiny.
There is no door to heaven in this place.
傷ついた羽で 超えていく追憶の螺旋
燃え尽きた 愛の鼓動を また追いかける追憶の螺旋

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