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邪念詩その3「いつもの空」

邪念詩とは


音楽好き芸人ジョニー小野が提唱する、「っぽい」詩である。創作意欲の源泉は「邪念」であり、そこから生み出される詩はモンスターのように生命を得る。

「いつもの空」

巡り合えば いつも空が
夏の思い出探してた

抱きしめたと 思うたび
君の笑顔が遠くて

切ない場所から逃げようとして
ブランコから飛び降りたけど
胸に残る小さな埃は
まだ大丈夫って呟いたんだ

夢から覚めないように
流れ星から目を逸らした
君が色褪せないように
明日が来ない事を願った

届くはずない 思い出さえも
無口な雲に消えてった

届いたはずのあの笑顔は
映画みたいな切なさで

偶然が生んだ奇跡が
君の姿映すけど
晴れ渡った孤独は
今日を昨日に置いてきたんだ

壊れた自転車漕ぐように
前だけ向いていたんだ
君を忘れないように
夜に駆け出してく

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