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ペットの病気を引き起こす、飼い主のメンタル問題

「うちのイッヌの病気が治らなくて」
「何かいい方法、ないですかね?」

ある女性から、こんな相談を受けました。

どうもペットの犬が
ややこしい名前の病気になって、
ずっと元気がないそうなのです。


残念ながら、犬猫の健康には
そこまで詳しくないのですが…

それよりも気になったのは、
その人の顔色と様子でした。

犬かこの人なら、
この人の方が重い病気だろう。

彼女はそう思わせる死神オーラを、
惜しみなく撒き散らしていたのです。


よくよく話を聞いてみると、
久々に実家に帰ったら
母が陰謀論者になっていたとか。

お父さんが病気で亡くなってから、
お母さんは実家で一人暮らし。

どんな経緯でそうなったのかは
よく解らないそうですが…

元総理の話やワクチンの話をして、

「目覚めなさい!陰謀なのよ!」

と、バキバキの目をして
言ってきたそうです。

そこには、優しかった母の面影は
一ミリも残っていないようで。

彼女は、心に大きなダメージを
受けてしまったそうなのです。

「いやもう、どうしようかと
 寝ても覚めてもストレスで」

「そんな時にペットが病気になって」

「お祓いでも行こうかなって」

お察しします。

が…

順番を考えると、まずは彼女が
元気になることが最優先。

私はそう考えて、京都市内にある
お気に入りの美味しい店を
4軒ほど連れ回しました。

こういう時はハーブを飲ませたり
健康法をあれこれやらせるよりも、
単純に楽しませた方が効果的。

眉間にシワを寄せて小難しい顔で、
オーガニックの食事をするよりも…

「腹抱えて、しっかり笑う」

のが効果的なのです。


その夜にアフターケアを兼ねて、
私が時間をかけて集めてきた

「アメーバ大喜利・傑作選」

をプレゼント。

そして、1週間が経過しました。


で、昨日のことです。

「おかげさまで元気になりました」

「で、なぜかイッヌ(犬のこと)
 の病気も治っちゃったんですよ」

彼女から、こんなメールが来たのです。

なるほど…と。

この報告を聞いた私は、
改めて環境の力の恐ろしさを
思い知ることになりました。

家族に一人病人が出ると、
その家の人も次々と病んでくる。

ガクッと落ち込んでいたり
イライラしている人が側にいると、
自分のテンションも下がってくる。

これを

「その人が体から醸し出す、
 目に見えないエネルギーの影響」

と考えれば。

今回の不可思議な回復劇の
正体が見えてくるのではないか…?

そう考えた私は、たまたま

「今日はねー、京都にねー、
 時代祭を見にきてますよー!」

と嬉しそうにメールしてきた
動物病院の院長先生を…

「美味しい旨辛まぜ麺の店で
 ご馳走しますよー」

と言葉たくみにおびき寄せ、
意見を聞いてみたのです。

すると、院長先生は言いました。

「あぁ、それはよくある話です」

…と。

先生は言いました。

「飼い主が怒ったり落ち込んだり、
 ストレスを溜め込んでいると…

 いくら病院で犬の治療をしても、
 またすぐに病気になるんですよ」


まずは飼い主が、心身ともに
元気になることが最優先。

飼い主が病んだままで
いくらペットの病気を治しても、
ペットは何度でも病気になる。

だから院長先生は、
まず最初にペットを連れてきた
飼い主の健康状態を確認して…

もし飼い主の精神状態が
あまり良くなかった場合、

「飼い主のケアから始める」

と教えてくれました。


。。。

お察しのいいあなたは、
既にお気づきだと思います。

そう、今回は

「飼い主と犬」

の話でしたが…

これは

「親と子供」

「家族関係」

「先生と生徒」

など、あらゆる人間関係にも
共通する法則なのです。


とても簡単に言うと、

「まずあなたが
 心身ともに健全であることが、
 周りの健康につながりますよ」

という話。

さて、あなたが今
全身から放っているのは
ご機嫌なエネルギーか、それとも…

。。。

どうせなら、人を元気にする
エネルギーを発したい。

そう思ったあなたは、
今回の視点でたまに自分を
チェックしてみてください。

小さなカワイイ家族がいる人も、
そうでない人も。

参考にして、ご機嫌な自分作りを。

それでは。


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