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WEBディレクターは面白いですよ
ここのところ毎日のようにこの話がでます。「WEBディレクターがいない」「募集しても応募が来ない」「ディレクターが足りない」制作の案件はあるのにディレクターが足りなくて受けられないというのです。あらら。
今日はその背景とWEBディレクションの面白さについてお話します。
WEBディレクターはクリエイティブじゃない?
とある会社の代表の方ともこのお話になったので、どうしてWEBディレクターが少ないと思われるか聞いてみました。すると「なりたい人は少ないかもしれませんね。クリエイティブじゃないと思われていたり。やっぱりデザイナーやコーダーの方が物を作るイメージがありますし」とのこと。ん~、なるほど…。
WEB制作にはざっくり分けて3つのフェーズがあります。ディレクション、デザイン、コーディング(+システム)です。
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赤枠がディレクションの担当です。この図はディレクターの仕事だけ細かく書いてあるのであしからず。実際にはデザインとコーディングにもっと手間暇かかります。
これがWEBディレクターの仕事なわけですが…どうですか?実際やってる私としては、とってもクリエイティブだと思ってます。
WEBディレクターは頭の中のモヤモヤを形にする
クライアントの頭の中は、最初はモヤモヤとしています。あんなことしたいなー、こういうイメージだなーって。それを丁寧に聞いて、人に見える・伝わるものに変換するのがディレクターです。
時にはお客様がまだ気づいていないニーズを拾って「こうすると便利になりますよ」とお話することも。そんな時にお客様が「それは良いですね!」と言ってくださると、心の中でガッツポーズです。ヨカッタ!って。
そうやってWEBとして形になるところまでを創って、デザイナーさんやコーダーさんにお願いします。ディレクターの創造と、デザイン・コーディングの魔法が合わさってサイトができていくと思っているので。3つの立場はそれぞれにクリエイティブだというのが私の考えです。
WEBディレクターはUXを創造してる
WEBディレクターが創ってるのはUX(ユーザーエクスペリエンス)だろうと思ってます。
ユーザーがお客様のサービスをちゃんと理解できる体験、良いなと思える体験、買ったり注文したりする体験…。どうしたらそれらをWEB上で実現できるかを考えて設計し、それを実現するために進行するわけです。
ポートフォリオとして目で見て残せるものはあまりありません。でもWEBサイトで一番大事な『使い心地』はディレクター次第。ディレクターが考える良い心地の設計に向けてデザイナーさんもコーダーさんも動いてくれます。そういう意味で、とってもクリエイティブなお仕事だと思いますよ。
わたしがWEBディレクターになったワケ
とはいえ、私もWEBディレクターになろうと思ってなったわけじゃありません。WEB業界に関わってたらいつの間にかなってた、という感じです。デザインなどの制作経験はありません。
自分ではデザインもコーディングも出来ないことを気にして、勉強しようと思った時期もありました。けれどもお世話になってた制作会社の社長さんにこう言われたんです。
「制作できる人間はたくさんいます。でも今おにつかさんがやってる仕事をしてる人は多くない。今やってることを磨くべきです。WEBサイトで何をするか、どうやってWEBでサービスを展開するか。そっちを考えられる人で居たほうが絶対にいいです」
良いこと言ってくれますよね…有難いです。当時は「そういうものですかぁ」という程度だったのですが、今になるとよくわかります。
ちなみに、前に読んだこちらの本でも似たようなことが書かれていました。モノを作る人と同じくらい、それを使ったサービスを考える人は大事なんですよ。
さあ、WEBディレクターになろう!
あなたに、何かやりたいサービスがあるとする。よしじゃあWEBサイトを作ろうと思う。どういうサイトにしたらいいかな?と考えたら、それはもうWEBディレクションの入り口です。ウェルカム!
自分たちのやりたい事が伝わるサイト、見てくれる人に心地よく過ごしてもらえるサイトを作りましょう。最近はノーコードでサイトを作れるツールもありますしね。
それを面白いなと思ったら、世の中のいろんな会社やサービスのためにもやってみませんか!「WEBサイトでお客さんと対話したいけど、どうやったらいいか分からないよ~」という人のために力を出すんです。情報を整理・設計して、多くの人にとって心地いいWEB体験を創りましょう!
考えを創る仕事、体験を創る仕事。WEBサイト上で人を幸せにできる立場です。面白いですよ(^^)WEB関係のお仕事を目指す方はぜひ選択肢に入れてみてください。
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