3回目のネウボラ

この日は3回目になるネウボラ。もう慣れたもので、尿検査をし、血圧と体重を測り、夫もついでに測り、呼ばれるのを待ちます。

前回の面談がやたらあっさりしていて短かったのを、大部分を英語でやりとりしたからなのかな、フィンランド語だともっと充実するんだろうか、と思っていました。子持ちの同僚に聞くと、フィンランド語でだって特に問題がなければあっさりしたものよー、と。心配することが特にないっていうことなのよ、と言われ納得。でもどのみち旦那さんが質問するときはフィンランド語のほうが彼女も説明しやすいよね、と、フィンランド語と英語半々で面談を受けていくことで夫婦で同意。

おきまりの、体調はどう?などの質問から始まり、心の状態をみるための簡単なアンケートを受けました。妊娠前と比べて睡眠はどうか、気分の落ち込みが増えたりしていないか、出産について不安があればどれくらいか、などが問われました。わたしの場合、妊娠初期の軽いつわりとホルモンによる情緒不安が終わってからは、夜中にトイレに起きることが頻繁になった以外、毎日睡眠は8時間で心も体も健康そのものなので、アンケートの結果特に話し合う必要はなさそうでした。

ひとつ聞きたかったのは、無痛分娩について。フィンランドでは無痛分娩が主流と聞いていたのですが、どんな方法があってどう決めるのか、少し知りたいなと思っていました。笑気ガス、局所麻酔や全身麻酔など、希望や分娩の状況で受けることができるようです。ちなみに立ち会うパートナーも、ナーバスになりすぎたりする場合に笑気ガスを吸うことができるそう。13年前に出産した同僚は、痛みが怖すぎるので、使えるもの全て使って痛みなくしてもらったわ、と言っていました。

エンマさんは、出産時についてもっと詳しく知りたいならと、HUS(Helsinki University Hospital)のウェブサイトを見せてくれました。Vauvamatkalla videot 赤ちゃんの道のりビデオというページがあり、陣痛からいくつかの出産のパターン、生まれた赤ちゃんの診察、母体の回復、退院、新生児の世話についてなど、それぞれビデオで実際どんな様子かを知ることができます。わたしはなんとなくまだ見る気になれず、ビデオ鑑賞は産休に入ってからのお楽しみにする予定です。

そして今回はついに妊娠証明書がもらえました。妊娠154日を過ぎると発行してもらえるのです。何が大事かというと、この証明書で産休・育児手当て、そして育児パッケージをKela(社会保険庁事務所)に申請できるのです。いよいよ産後の準備を始めないとな、という気持ちになります。

女の子とわかったのでshe/herと呼べるわね、フィンランド語では三人称は男女関係ないので楽なのよねー、などと話しながら、最後の仕上げに赤ちゃんの心音を聞きます。その日も力強い音を聞かせてくれ、ほっと安心。

次のネウボラ面談は約1ヶ月後、母が日本からちょうど来ているので連れて行こうかなと考え中です。

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