MBTI別悪役ランキング（INTJ、ENTJ編）

早速ですが、悪役には様々なタイプが存在します。その中でも特にMBTIで分類すると完全ではありませんがあらゆるタイプの悪役を網羅できます。そこで今回はツイートでも触れたENTJ, INTJ型の悪役をまとめてみます。

ENTJタイプ

「The 宿敵！」ってタイプ。外交思考（Te)であらゆる人間を力で従わせ、人員、物資を管理し計画を立て組織を作り上げる。そして第二機能の内向直感（Ni）で自身の野望、目的実現のために洞察をし用意した計画を実行に移す。典型的な悪の組織のリーダー、自分の目的を実現するためならあらゆる資源、モノ、命すら利用し、どんな手段を使ってでも目的を実現しようとする執念のある、そして独自の哲学をもった人気をも集めるボスともなりやすいです。

キャラとしては、DIO「ジョジョの奇妙な冒険」が分かりやすいと思います。彼のセリフ「僕は一番が好きだ。ナンバー１だ！」「勝利して支配する！」というセリフは正に外交思考（Te)が反映された、支配、管理欲が現れた発言だと思います。そして第三部では独特のカリスマ性でスタンド使いを洗脳したり、六部で「天国」へ行こうと研究をしていたこと、時たま発せられる独特の哲学的な発言には内向直観（Ni）の特徴が表れているように思えます。

その他の悪役　志々雄真実『るろうに剣心』クロコダイル『ONE PIECE』ロケット団ボス・サカキ『ポケットモンスター』ユーハバッハ『BLEACH』ラオウ『北斗の拳』

INTJタイプ

このタイプはENTJタイプとは一転変わった悪役です。ENTJがまず支配に重きを置き、それから自身の野望を実現していく「The ラスボス」なのに対して、INTJタイプは一言で表すなら「黒幕」「フィクサー」タイプの真の敵であることが多いです。彼らは第一機能の内向直観（Ni)により自身の洞察から得た理論、可能性を実現しようとすべく第二機能の外交思考（Te)でENTJと同じく人員、必要な資源をかき集め組織を作り上げたり、野望の実現のために周囲の人々を支配、服従させようとするのが特徴です。

このタイプの悪役は最初何を考えているのかよく分からなかったり、時には味方から一点変わって本性を表します。またENTJと異なり支配それ自体（Te)に重きを置かず、第三機能（Fi)の影響もあってか独特の理念、信条のもとに行動するため、必ずしも王道の悪役とならないこともあります。

キャラとしては「BLEACH」の藍染惣右介が自分は思いつきました。彼は作中で「霊王」の正体と尸魂界の成り立ちについて数百年の間周りにバレることなく研究を続け、最終的に自身が霊王に取ってかわり尸魂界を支配しようとしました。これは第一機能である内向直観（Ni)の特徴がまさしく現れています。そして鏡花水月の弱点である東仙要を自身の仲間に引き込み、さらには破面を自分の支配下に置き一大兵団を作り上げています。また、主人公の黒崎一護が瀞霊廷に侵攻した際に護廷十三隊を撹乱し離反の準備を進め、虚圏へ自身の弱点となる隊長を封じ込め、尸魂界と虚圏とで戦力分散、更には総隊長への対策も抜かりなくやる所はまさしく第二機能の外交思考（Te）が如実に反映されています。

その他の悪役　雪代縁『るろうに剣心』高杉晋助『銀魂』夜神月『DEATH NOTE』（INFJも若干あり）奈落『犬夜叉』小沢一郎（立憲民主党、典型的なINTJのフィクサータイプ）

このようなタイプの倒し方

このようなタイプを倒す一番のやり方は「アドリブ」です。ENTJ、INTJタイプ内向直観（Ni）から得られる洞察を実証するために外向思考（Te）を働かせる、もしくはその逆であることが多いですが、このようなタイプはあまりにも不測の事態に対処することは苦手です。そのため主人公補正や純粋な力比べ、予想外の出来事には殊に弱くそれらの兆候が出た時は死亡フラグです。

実際に藍染惣右介は、一護の主人公補正＆無月で敗北しましたし、更木剣八のような行動が読めない殴り合いに持ち込まれる相手は虚圏に封じ込めていました。また、DIOも承太郎が時を止められるようになり敗北しました。

創作や今見ているアニメ、漫画、小説、ドラマなどの悪役の最期、戦い方などを予測する際には予想外の「アドリブ」に注目して観てみると難攻不落に見える悪役でも攻略のチャンスが見つかるかも......!

終わりに

これはmbtiという診断から自分で予測した結果であり、必ずしも現実と創作のキャラが一致するとは限りません。従って現実でそのようなタイプの人にそういったレッテルを押し付けるのはやめましょう。しかし、mbtiで創作、物語のキャラを考察していると新たな発見や面白い特徴もあるのでまた暇な時に紹介します。ではこれで。