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【この曲がすごい! Vol.1】東京交響楽団 楽団長 廣岡克隆さん

川崎ゆかりのみなさんに楽曲をお勧めしてもらう「この曲がすごい!」。今回は川崎市フランチャイズオーケストラ東京交響楽団の楽団長 廣岡克隆さんにお聞きしました。

聴いてもらいたい、そして聴きたい曲 

プロコフィエフ作曲 バレエ音楽「シンデレラ」

1曲選ぶのはとても難しいですが、今の多様性の時代に非常に合っていて、クラシックに興味を持っていただけたらと思い、ロシアの作曲家プロコフィエフのバレエ音楽「シンデレラ」を選びます。じっくりコンサートホールで聴いてもさらっとBGMとして聴いても良いと思います。2年位前に奏者として1度リハーサルをした後に、コロナで中止になったという苦い思い出のある曲です。

ラヴェル作曲 ピアノ協奏曲より第二楽章 アダージョ・アッサイ

もう一曲、もし自分のお葬式でかけることを考えた時、ラヴェルの「ピアノ協奏曲」の第二楽章を選びます。フレーズの音の一つ一つが人生の大切な思い出のようで、演奏する人の音楽性、感受性を感じられる曲です。
とは言うものの、演奏家としては、常に今取り組んでいる曲が一番でありたいと思っています。


東京交響楽団 楽団長 廣岡克隆さん

1974年兵庫県神戸市出身。幼少期をフランス・パリで過ごし、3歳からヴァイオリンを始める。東京芸術大学卒業と同時に東京交響楽団アシスタントコンサートマスターとして入団、2022年8月より楽団長に就任。


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