【ドラゴン桜】エンタメの受験ドラマとガチの受験の違いを塾講師9年の男が語るpart2
今回は以下のノートの続きになります。
前回の内容
偏差値は1年間で上がってもせいぜい10程度
むしろ1年頑張っても上がらない生徒もたくさんいる
中学受験の経験者などの「勉強のスペックが高い人」は例外的に15以上上がるポテンシャルはある。
というところで、ドラゴン桜の算数の練習プリントで中学受験経験者とそうでない生徒の差を見てみました。
今回はその続き
テーマ 勉強のスペックが高いとどうなるの?
結論から申しますと、
数学における数字の慣れや計算の速さは死活問題になっております。
単純に数字を扱うのに中学受験経験者とそうでない学生で2倍の差が開いています。
それは問題を解くスピードが2倍違うことに繋がります。
単純な話 扱える問題数に差が出てくる
その差は同じ時間勉強をしたときに如実に量の差として現れます。
差をつけられている受験生はその差を埋めるために、
さらなる時間を必要とします。
同じレベルの努力をするのに、すでに時間がかかっている上に
そこから差を埋めるためにはまたさらに時間を使う必要があり、
単純に2倍3倍の時間を勉強に費やさなければなりません。
それではいつまで経ってもライバルに追いつく事はできないわけですね。
そのため、寺子屋いなふでは、
ゲームやスポーツなどの習い事を集中して取り組み、
その過程で地頭を鍛えてもらいたいと考えているわけです。
格闘ゲームなどの対戦ゲームというのは、瞬時に判断をして、瞬時に計算をしながら
試合を進めなければなりません。
あるいはどれくらいの差が生じるのかを予め情報を頭に入れて、それを試合中にアウトプットしなければなりません。
試験中に覚えた定理や公式を使うタイミングや使い所を正しく判断するのと同じようにです。
これらの脳のスペックが高まった状態を作ることで、
一つの問題に対して納得が行くまでの時間が違います
その際たる例を挙げると
模範解答で省略された途中式を自分で作って答えを導く
物理の問題、数学の問題、複雑な問題でよく書いてある
①、②より…
とかいうくだり、
そして答えが謎に導き出されている。
模範解答のスペースの節約のために、途中式を省くことは多々あります。
しかし、これらが本当にその答えにたどり着けるのか、
これを実際に計算してみないとなかなか覚えられません。
それどころか、途中計算で計算ミスを犯してしまって結局答えにたどり着けないことはザラです。
読んでわかった気にならないように実際に計算をしてもらいますが、
その計算で他の受験生の倍以上時間がかかってしまうと、
そこが他の受験生との明確な差になるのです。
これが個別指導だったら、その途中計算を待つだけで授業が終わってしまい、
質の下がった授業になってしまいます。
集団授業なら、よくわからないまま、授業に取り残されていくのです。
その基礎スペックを極限まで高められる最適の機会が
実は中学受験だったりするのです。
なお、先生は中学受験は経験しておりませんが、
算数の計算プリントは2分45秒で終えることはできました(なお98点で不合格の模様www)
やはり中学受験の経験者の生徒には叶いませんでした_(:3 」∠)_
ゲームだったら負けないんですけどねww
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