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オンライン大学院留学の良くないな...と思ったところ【公衆衛生編】

留学という大きな決断をする際には、良い面と悪い面をバランスよくみて判断する必要があります。勿論メリットの方が大きいと感じてはいますが、オンライン留学には、いくつかデメリットがあると思います。

このデメリットは、あくまでもn=1の経験に基づく記述になります。学校によって異なる点もあると思います故、その点を加味してお楽しみください。

デメリット①:ChatGPT依存で英語力が溶ける

大学院に留学して1年経った頃に、ChatGPTがリリースされ大きな変化が起きました。エッセイに生成AIを使っていいのかどうかは、まだ大学によって判断はされておらず、全て自己判断となります。この誘惑に負けてしまうとChatGPTに英語力を吸われてしまいます。特にオンライン留学の場合は、仕事が忙しい時期にこれらのツールを使いたくなってしまいます。更にSpeakingをする機会がないので、ますます英語力が下がっていきます。

デメリット②:教科書で得られる情報が大半

巷には質の高いOnline教材や教科書がたくさんある為、それらを自分で読むことができれば、修士相当の知識は身に付くと思います。くわえて、日本の大学院のようなゼミナールや抄読会、修論報告会等の場がオンラインだと少ないため、議論から得られる知識や高められる能力もそこまで多くありません。その一方で、まだ和訳されていない良い本に出会えるのは、オンライン留学のメリットだと思います。

デメリット③:フルタイムとの両立は難しい?

私は今フリーランスとして、週平均30時間労働しています。指定文献を読み、エッセイを毎月書くことを考えると、私はフルタイム勤務との両立は難しいと思いました。エッセイを科学的に書くとなると、どうしても執筆時間がかかります。過去に何回か徹夜をして、課題を提出しているのも事実です。一方、日本人の先輩で製薬企業や病院でのフルタイム勤務と両立している方もいらっしゃいます。入学最初はパートタイム勤務として、問題なければフルタイム勤務に移行する方がいいかもしれません。


デメリット④:研究実績を得るのは難しい?

日本のように、修士課程の学生が論文をバンバン書くという感じではありません。King's の場合は、論文作成の授業が卒業前4か月のみしかありません。学術誌に修士論文をPublishする方もいるそうですが、投稿自体かなり稀だそうです。くわえて、就労と大学の授業の両立でいっぱいいっぱいになると思います故、そこに研究タスクを入れるのはかなり困難なのでは?と思っています。

キャリア選択の参考になれば幸いです!


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