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【教育論】1年生が球拾いしかできない理由

「1年坊主は球拾いでもしてろっ!」

よく聞くフレーズですよね。

これが教育上正しいのか、ということを今回は科学します。

おはようございます。たんずです。
私は現役塾講師で、もうすぐ11年目。
そろそろ講師を引退しカウンセラーになりたいと思っている男です。
普段は、コロナ禍でも勝てる入試メソッドを中心に発信しています。

少しでもためになったと思ってくれた方はスキを
もっと読んでみたいと思ってくれた方はフォローをお願いします。

今回は、個人的大好きシリーズ、社会科学です!
教育論について考察していくので、
よかったら最後まで読んでいただきたいです。

1年生は球拾いのみ、それってパワハラじゃない?

1年生は球拾いで、バッティングをさせてもらえない。

それってパワハラじゃない?

そんな風に考えていた時期が、僕にもありました。

同じような例だと

寿司職人が、初めのうちは皿洗いばかりで、握らせてもらえない
柔道を始めたはいいけど、ずっと見学をしている
スラムダンクがしたいのに、パスとドリブルの基礎しかできない

といったケースでしょうか。
(事実とは異なるかもしれませんが)

この話を聞いたり、マンガで読んだ僕は

ひどい話だ。そんなんじゃ絶対につまらない。
色々やらせてあげなよ、パワハラじゃん。

って思ってたんですね。

でも、

人を指導する上で

非常に重要な視点がここにあった

ということに最近気が付きました。

球拾いだけをさせる、という指導法

当たり前の質問をします。

①人に言われて、仕方なく勉強をした。②自分の意志で、前向きに勉強をした。
学習の効果が高いのは、どっち?

答えは明らかですよね。②ですね。

自分の意志で勉強をすることの大切さは
これまで何度も述べてきました。

球拾いしかできない

もっと色々な練習がしたい

つまり

自発的な練習意欲が湧いてくるんですよ!

これってすごくないですか?

初めのうちの、モヤモヤした気持ちが
将来的な大きな飛躍に繋がる、タネになるんですよ。

すごく素敵だなぁと思いました。

この目的を、本人たちに伝えてしまったら、
それはそれで効果半減な気もするので、
1年生や新人にとっては、
本当に悶々とするところだと思うんですけどね。

そこを乗り越えた先に、成長が待っている訳ですね。

球拾い理論を勉強に活かせないか?

そう思ってしまうのが、私の性なんですね。

ちょっと具体的案を提示してみます。

<球拾い理論を勉強に活かすために>
①得意科目を一定期間、基本的な問題だけ解かせる。
②夜の◯時以降は勉強しないタイムにする。
③全部の科目を毎日少しずつ行う。

こんな感じでしょうかね。

お預けメソッド、とでも名付けましょうか。

受験直前に、この球拾い理論を実践するのは
少し間違っている気がしますので、

あくまでも

学習マインドの基盤作りに

と考えていただけたら幸いです。

そうなると、
この春からのスタートが効果的かもしれませんね。

少しあまのじゃくな考え方かもしれませんが、

勉強しろ! は勉強のマインドを下げるのに対し、
勉強するな!は勉強のマインドを上げてくれる気がします。

今度、自分の生徒たちに実験してみようかな。

今日は漢字テストがあるけど、
絶対にテスト前に復習するなよ!
絶対だぞ!復習をしちゃいかん!
(ダチョウ倶楽部のノリで)

慌ててテキストを開き出す子どもたちが想像できます。

もしかしたら

またあの人、頭おかしいこと言ってる。

って言われるかもしれませんが・・・笑

まとめ

球拾い理論は、実はきちんとした理由があったことが判明しました。
衝撃でしたね。なるほどなぁと感心してしまいました。

球拾いメソッドを、お預けメソッドに改良して

ちょっと実践してみようかなぁと思いました。

もし、これを読んでくれた方で、
実験してくれた方がいらっしゃったら
どんな反応だったかを教えてくれると幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

また、いつか更新しますね〜!

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