三度めの診察 複雑性PTSD

人を傷つけると少し楽になる。傷つけても乗り越えてきてくれて初めて信頼できる。

今日はそれを話すつもりだった。

( ※読んでいて不快な表現があるかもしれません。読み進めてくださる方はご了承ください )

「『身体はトラウマを記憶する』が届いて、夢中で読んでいたんです。でも前半の内容が戦争や虐待などあまりにもひどくて、つらくなりました。性的な虐待を受けた話では、(そういうトラウマを持つ人もいるんだな
さぞ辛いだろう)としか思っていませんでした。
そうしたら、ふと思い出したんです。だから‥ 読むのを一時やめています」

それ以上話せなかった。それは絶対に誰にも話せないことだったから。ここからは本当は先生に話したかった、私の告白です

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