1時間飲んで、47時間禁酒の成果

以前は毎日夜になるとお酒を飲んでいました。ほぼ毎日。飲まない日は体調がすぐれない日と徹夜ドライフする日ぐらいでした。

私の飲み方は晩酌ではなくて、食事と一緒には飲みません。入浴も歯磨きも、その日にやることは全部済ませた後に、独りでテレビのニュースかパソコン画面の前でつまみも食べずにウィスキーを飲むのが好みです。

それを日課にしていましたが、ご多分に漏れず家族は「禁酒デー作れ!」運動をけしかけて来ました。私抵抗しました。
一番の楽しみを取り上げられてたまるか!と思って抵抗しました。

ただ、
会社を辞めた10年前からお酒が美味しく感じられなくなってきたのが気がかりなことでした。「なぜ以前よりお酒が美味しくないのだろう?」飲みながらそう考えあぐねていました。
おそらく会社勤めのストレス、たとえば期限に間に合うかどうかのストレス、ウザイ上司への恨みつらみのストレス、こういうものが会社を辞めると無くなってしまいますから、打ち上げの発散感とか、飲んでグチを吐く快感という酒の味を引き立てる最高な仕立てが、やはりお酒には要ることが分かったのです。

この問題をどうするか?最近の私の日々の課題は、この問題への解決策を見つけることでした。

それがある日「ウチの旦那は1日おきにしかお酒飲まないよ」という奥様の発言を耳にしました。

ここにヒントがあったんです!

「オレは禁酒デーは嫌だ」とづっと思っていましたが、よくよく考えてみると、毎日お酒を飲むということは、だいたい1時間酒飲みしたらその後23時間は禁酒しているという事実に気が付きました。
であれば、1時間飲んで次の47時間禁酒するペース配分は、毎日飲むペースの変形バージョンに過ぎないのではないか!?と思い付き、早速実行しました。これが足掛け1年前の出来事。

そこからこの習慣は私の生活の中で一応定着しました。

ただ例外的対応は設けました。旅行に出たとき、独りでお家で留守番の夜、なんかの記念日、嬉しかった日、アタマに来た!日、こういう日が来たら飲みました。でもだいたい1日おきの酒飲みは定着できたのです。

これで何が良かったか?って、お酒の美味しさが少し戻って来たんです。
「あ!-やっぱりうまいわ!」この感覚が蘇ってきたことがこの取組で得た最高の結果でした。

片や年間に飲む量はあまり変わらないと思われます。
なぜならお酒を飲まない日は、とても退屈で、夜の9時になると寝てしまいまうぐらい退屈でお酒が待ち遠しくて仕方なく、翌日は朝から「今日は飲む日」が楽しみになり、夜に飲む量はそういう「お酒への飢え」のためにかつての1日の飲酒量の2倍飲んでしまうからです。

喜びを大きくしたければ、まずそれに飢えることです!

弊害も少しありました。
1月末に久々に宴会がありまして、その酒の席に行く前から「今日は飲むぞぉ!」って勢いづいた私は、飲み過ぎたつもりは無かったものの、帰りの電車やバスに乗った記憶が脳みそに残っていなかったのです。同行者と途中まで一緒に帰りましたが、まあ、少し酔っぱらったかな、ぐらいの態度だったそうで、とりあえず安堵しました。

こここで失敗をやらかしていたら・・・と思うと冷や汗出ました。

でも、この新禁酒デー方法のおかげで、会社に勤めていなくてもお酒が美味しいという発見ができたことは、最高!です。

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