見出し画像

早期退職の、成功指標を決めましたか?

早期退職後の失敗事例と、成功事例とをいくつか取り上げて、それぞれの成功・失敗理由について書かれた記事を読みました。(下のリンク先記事)

上記のおはなしは、早期退職後の王道「再就職」についてのみ書かれていますから、このおはなしの早期退職成功指標は「自身で納得できる良い再就職に成功する」です。書かれてある内容には私はまったく賛成というか失敗談には「自分を客観的に評価すること」がいかに大事か、考えさせられました。

ここから上記記事からの連想になりますが・・・

早期退職の目的は再就職だけではありません

早期退職後は再就職に挑む方々が多数派なことはまず間違いありませんが、他にも様々な目的を抱えて早期退職する若者、中年、シニアが各々いることも間違いありません。

そのような中で、人により違う早期退職後の「なりたい自分」にどう近づくか、そのための一つは「成功指標」を考えておくことがあると思いますので、自身の例を挙げてちょっと書いてみたいと思います。

成功指標は、成功したかどうかハッキリ分かることが、ほぼほぼ大事

ビジネスでは「成功指標」ときたら、成功失敗が一目瞭然に分かることは必須です。たとえば来月売り上げ一千万円以上!ときたら、999万円だったら失敗です。

しかし、成功指標がなりたい自分関連の場合、少しは曖昧さが入ることは仕方がないです。「退職後には海外旅行に何度も出かけ異文化を学ぶ」したい人が、何を学んでどのぐらい理解すれば成功なのか曖昧です。英語を学んでTOEICテスト900点以上取るだったら完璧な成功指標ですが、はたして自身のことでそんなに詳しく定量的にしてもあまり意味が無いと思います。

曖昧さがあってもいいから「自分がどうなったら早期退職は成功なのか」については会社を辞める前に自分で納得しておくことは大事です

私は過去に2回早期退職をしました。

最初の1回目は「もうこの会社で働きたくないから」でした。自己都合退職です。しかも辞める直前まで再就職のアテが無く、ただ「もうこの会社に居たくない」一点張りで早期退職の目的は、単にここを逃げ出す、しかなかった、そんな状態でした。

しかし当時まだ子ども達は学生で、さすがに下の子には泣かれました。学費を払ってもらえないと子は思ったわけです。

この一件で、急遽私は再就職を目標にして、成功指標は「あの会社で仕事して稼ぐ」を目指すことにしました。あの会社とは、一足先に転職して行ったかつての外国人ボスの転職先のことです。私はその元ボスに電話して、これから退職すること、その後にあなたの下で働きたいこと、この2つをたどたどしい英語で伝えたら、果たして願いは叶いました。

これは転職のはなしですから、上記リンク先記事の内容そのまんまです。退職直前の急ごしらえながら、自分は何がしたいのか明確に決めていたことは良かったことと、たった1人でしたが信頼できる人(元ボス)を持っていて良かったなぁ、という流れで第一回目の私の早期退職は成功しました。

転職以外目的の早期退職は、もっと上級編になると思います

元ボスの下で1年ちょっと働いたとき、そのボスはなんとリストラになってしまいました。会社を辞めて本国に帰るというのですね。私は再びそのボスにお願いして、ちょうど出入りの外資系IT会社に入社できるよう口利きを頼みました。ラッキーなことにリーマンショック以前だった当時、ボスの口利きがかなり功を奏して私はその外資系IT会社の正社員になりました。

でも、1年後にリーマンショック勃発です。ショックウェーブが到来するのはその2年後になりましたが、この会社は事業整理を断行し、私はリストラ退職になりました。

ただ、この会社に入社した頃から、いずれ近いうちに早期退職して、次こそは自分のやりたい事をやると、ここまでは考えていました。だからリストラ退職は私にとって他力本願で自己努力無く退職の門が開く幸運でした。

そこまではいいのですが「自分のやりたい事をやる」とはいったい何?まで決め切れていなかったのです。しかし退職は自動的に向こうからやって来て、自然な流れでスルスルと失業者になってしまいました。

たとえ転職でなくとも、次に何をやるか、何に挑戦するかは決めておきたかった

私は思うのですが、早期退職して次にする転職ではないことは「挑戦する」が良いのではないかと思います。芸術家になることに挑戦するとか、本を出版することに挑戦するとか、いろいろ人によって違いますが、挑戦できたら成功!でいいと思います。ま、生活費をどうするかは課題があるかもですが、それはひとまず置いておいて。。

私はこれに気づいたのがごく最近なので、最初から試行錯誤ばかりしてしまいました。52歳で「道に迷っているばかり♪」になってしまったわけです。コレをやってみたけど、ダメだったから、次にアレも挑戦したけど人間関係悪くて辞めたとか・・・

だから何も陽の目を見ていないのですが、性懲りもなくまだ挑戦しています。

今の挑戦は、またこれが複数あり、
ひとつは小学校のZoom授業を自宅から教室に向けてやること。
ふたつめは、外国人に日本の里山の楽しさを体験してもらって伝える観光ツアーをやること。

この2つなのですが、私は両方とも、あまり前例が無いことを"立ち上げる”ことに挑戦していまして、上手く立ち上がって定着したら、きっとそこを離れてまた違うことの立ち上げに挑戦するんだろうと考えています。

なので私の早期退職後の成功指標は「いっぱい挑戦すること」

実に曖昧で、今まで未経験なことや、かつて失敗したことで嫌いでないもののが対象です。特に以前に誰かやったけど失敗していることに自分が再挑戦して首尾よくやり遂げること!こういうマウント銘柄の挑戦が見つかると俄然ヤル気が出ます。

なぜ成功指標を「いっぱい挑戦すること」にしたか? 理由は、私は飽きっぽいから

私はADHD気質持ちのため、移り気があります。

ひとつの事を成し遂げるというのが難しくて、アレもしたいし、コレもやりたい。

こういう性格の早期退職者、というか定年退職者も合わせてセカンドライフに移った人、またはこれから移る気がある人は「いっぱい挑戦する」に挑戦できるよう「挑戦対象」をしばらく考えあぐねてはどうでしょうか?と思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?