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自宅から小学校のZoom授業で先生役をやってみた感想

今年8月に地元小学校から「Zoomのオンライン授業で、総合的な学習の授業の先生をしてください」と言われてから3か月後の今日、授業で先生役をやりました!

授業内容は自然についての話し。例年は学校内の空地で土の中や水たまりの中の動く生きものを観察したり、雑草の名前を調べたりする野外観察が主だったのですが、今年はそういう授業は全部ダメとなったので、Zoomを使い学校に入らないで、自宅から教室の画面に私ども住民が出演する式で授業をやろう!でいきました。

授業は1時間だけ。いつもは3クラス別々の時間に同じ授業を繰り返していましたが、Zoom授業だと3クラスいっぺんにできるから1時間で済むので、時間効率は3倍良かったのかもしれません。

それに、自宅からネットを通して授業するからマスクしなくてもいいし、先生も私を来客として扱わないで済むから気楽かもです。授業時間だけ出演して、それでサッサと終われるのは良いことだと思いました。

反面、ちょっと難しいな!と思ったことは・・・

1.子ども達の表情が見えず、説明が理解できているのか?それとも首をかしげながら聴いているのか? なかなか見えずらい

子ども達は教室の前にあるスクリーン近くのWEBカメラで写していますが、ふだん明るく感じる教室も、WEBカメラには暗いみたいで、顔がよく分からないし、何十人も1つの教室に入っているとそれぞれの顔が小さすぎて表情がサッパリ分かりませんでした。

教室に入って先生役をしていた去年までは『今の説明分かってんのかな??』みたいに生徒の反応を見ながら、話し方を調整できましたが、オンライン授業でこれは難しいです。

2.子ども達の発表を聞くとき、声が途切れ途切れになってしまい、何言っているのかサッパリ聞こえませんでした

これは多分Zoomにあるノイズキャンセリング機能のせいだと思います。小学生の発表は、なぜか代表で前に出て来た数人が声をそろえて一斉に喋ることがなぜか多いのですが、複数人で同じことを喋ると、Zoomのノイズキャンセリング機能が働いて?か、互いの声をノイズだと認識してカットしてしまうみたいなのです。これで結局声が聞こえない空白の数秒間ができてしまうので、子ども達が喋った声が全部消されてしまうのですね。

次回から学校のZoom設定でノイズキャンセリングを「OFF」にしてやってみようと思います。そうしたら騒々しいかもだけど、子ども達が喋ったことがまったく聞こえないよりマシでしょう。

また来週もZoomで今日の授業の続きをする予定なので、今後も何度か繰り返せば改良方法や慣れが出来てくるかもしれません。子ども達にもたぶん初めてのZoom授業だったと思いますので、次回以降に子ども達がどう思ったのか先生に感想を聞いてみようと思います。

授業内容は「地元の自然をどう守ったらいいのか?」のような授業テーマでした。予想外に感心したことは・・・

自然の良さっていったい何? という疑問を持ったクラスがあったことです。

大人はなぜか「自然は良いものに決まっている!」とアタリマエのように考えたがります。

だから自然保護ってあるんだろ! みたいに。

なぜか、どうして自然いっぱいが良いことなんだろう?と考えなくなります。それでも虫が出るのは嫌とか、落ち葉はゴミとして捨てるなど、自然の産物を人は"しぜんに”選り好みしています。

だから自然の良さもあれば、悪さもあるはずなのに、正面切って考えたことは無い!これが大人の考えだとしたら、小学校4年生の子ども達は実にストレートな疑問を思いついたと感心しました。

こういうことを続けて考えて、何かいいアイデア出して欲しいと、次回のZoom授業で、また先生役をする日を楽しみにしています。

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