なりたい自分

退職後の「なりたい自分の姿」と「戦略」について

「なりたい自分の姿」へ退職後にうまいこと実現させるのが「戦略」です。今日はその話しを掻きます。

老いすぎた時期になって「これから悠悠自適な暮らしをしたい」と思い、壮大な夢を描いてみても実際にそれができる確率は低いと思います。「老いすぎ」がいったい何歳なのかは、セカンドライフでやってみようとすることが、どのぐらいの体力必要か? それに歳を重ねることで気力が低下することも私は実感しますから、それら自分の元気さ加減によって80歳なのか60歳なのか十人十色ではないでしょうか。

ただ、一旦退職して何か月か後に感じることは、現役時代に仕事をふつうにこなした体力と気力はもう残っていないことです。退職して一服すると、ほっこりして腰が重くなるのか、身も心も鈍るのかわからないけど「もうあんなふうに毎日仕事はできないなぁ」と私は感じました。

ただ、たとえば50歳代ぐらいであれば、体力と気力のポテンシャルはまだ高い時期ですから多少ほっこりして鈍くなってもそう大したことはありませんが、60歳を超えると階段を一段下がったような体力と気力の低下を感じています。

だから、もし自分のやりたい事を死ぬ前までにどうしてもやりたいなら、老いすぎる手前で収入と仕事を主眼にした仕事第一主義の暮らしから抜け出して、違うスタイルの暮らし方へ変えることも選択肢ではないかと思います。私はその選択肢を選び、それから今年でちょうど10年のセカンドライフが経過しました。

ネット、テレビ番組、雑誌などで早期退職の失敗談をたまに見ることがあります。
これらの記事や番組の内容は早期退職を戒める、または早期退職失敗談そのものを他人の不幸は蜜の味として見て喜ぶ対象になっているのではないか?と私は思うときがあります。もちろん退職後生活に失敗を感じる人は存在するでしょうから、そうならないためには失敗談で衝動的な過激行動を抑えることは悪いことではありません。社会全体としてはその方が健全かもしれません。

ただ、個人的にどうしてもやっておきたい事がある人は、必ずしもこの限りではないと思います。そう思ったので、何か特別の目的や好奇心がある特殊な人向けの早期セカンドライフ転向ノウハウを自身の経験からまとめたいと考えたので、このnoteに書いてみようと思いました。

あくまでも上述した特殊な人への参考書なので、決して誰でものための記述ではありません。これからの記述を早合点して安易な早期退職から失敗に進まないようにお願いいたします。

今後いつか分からないけど、会社から離れて、自分のやりたいことを実現させようと思っている人は、それを実現させる作戦を考えているだろうと思いますが、それに加えて退職して会社を離れてもうまいこと生活を維持していくための、ある意味ずるい方策も必要だと私は考えました。まずそのお話しからします。

私が行った「ずるい方策」とは、以下のようなことです。こういうのを戦略と言います。
・機が熟するのを待つ
・退職後生活資金を貯めまくる
・退職するための説得力ある理由ができるのを待つ
・退職後生活バーチャルトレーニングを続けて事前に慣れておく
・生活のダウンサイジングに取り組み、無理ないミニマル生活を定着させておく

戦略は、これまた人によって違うものなのですが、私は自分が気が散り易く、ひとつのことが長続きせず、押しも弱い。一方ではいろんなアイデアを考えることが好きで、事を始めて楽しければ夢中になる性格なので、上記のように決めました。それぞれのことについては別に記事化してnoteに説明します。

セカンドライフを実現させる戦略の他に「なりたい自分の姿」を、これは是非よく考えて決めた方がいいです。「なりたい自分の姿」は独立起業してそば打ち職人になろうとかいう具体的なものではなくて、そういう具体的なことをすることで、自分がどうなりたいか?という「大きな目的」のことです。

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