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楽天モバイルでiPhone使うときの、ちょいハードル高いはなし

過日、楽天モバイル実店舗で妻が他社キャリアで約3年使っていたiPhoneで契約をしてきました。そのときに知った「iPhoneは楽天モバイルではちょいとハードル高めなんだ」をここに備忘録としてnoteします。

妻の使用しているiPhoneの機種はXR
XRは最近に楽天モバイルでの利用可能機種として確認されたとのネット情報を見たので、これをキャリーオーバーしての乗り換え予約を楽天モバイルで行いました。
結果「乗り換えできます」との回答を実店舗から受け取ったので、
それまで使っていた通信会社に電話して「MNP転出手続き」をして発行された「MNP予約番号」を持って、
楽天モバイルの実店舗に行きました。
実店舗での乗り換え手続きはかなりスムーズに進み、約1時間後に妻のスマホは楽天のスマホに無事化けて、お店をあとにしました。

ただPhoneを楽天モバイルで使う場合の制約が意外に多くあることが分かりました。これらは使い慣れたら手に馴染む程度のものだと思いましたが、androidスマホでは起きない制約なので、一応参考のために以下に列挙します。

1.機種によっては自動電波切替ができません。(手動で切り替え必要)

楽天モバイルは自社回線ではカバーしきれていない場所があり、そこではau回線(一部制約があるサポート回線)を使います。したがってandroidなどでは楽天モバイルとauの2つの電波を受信具合によって自動切替えしますが、iPhoneの一部機種は手動でないとこの切替ができません。

ケース1:楽天モバイル回線で接続中に電波事情で切れた場合(ビルの中に移動した、車で移動中に非カバー地域に移動した、こんな場合)手動で切り替えるのは、一旦機内モードにして回線を切った後に再度機内モードを外すという操作が必要。

ケース2:au回線でずっと接続していた場合。そのまんまでも大丈夫だけどau回線は月に5ギガバイトを超えると通信速度が落ちる制約付き。なので楽天モバイル回線が使用できる場所に戻ったら電波切替したいのですが、自動でコレができない機種の場合、
ますmy楽天モバイルアプリから使用できる回線をチェックして「楽天モバイル回線」となっていたら、上記の機内モードON,OFFして電波を楽天モバイル回線に切り替えられます。

だからきめ細かい電波への思いやりみたいなのが要ります。

2.iPhoneは機種によらず、無料電話アプリ「楽天リンク(Rakuten Link)」をWifiで使うと、かけた相手に発信者番号が通知されない。

この対策は、楽天リンクで電話を発信する場合には「Wifi」を切り、楽天モバイル回線を直接使った電話発信にしたら相手にこちらの電話番号通知することができます(との説明でした)。

これはちょっと面倒なはなし。なぜなら今現在Wifiにつながっているのか楽天回線なのか画面を見ないと分かりません。もしうっかりWifiにつながっている状態下で電話したら(楽天リンクはWifiを使って電話できるのが特徴のアプリです)相手は「非通知の不審電話?」になってしまい、居留守使われる可能性が大です。でも発信した自分にはそれに気づかないでいるかも?

そういうこともあるので、楽天モバイルでは月額1100円で普通の電話アプリ(スマホに元から入っているオリジナルの電話機能)を使った10分以内の通話がタダになるオプションの拡販に取り組んでいるように見えました。

このオプションを使って普通の電話アプリから相手に電話すればどんな場合でも相手に自分の電話番号が伝わりますので、お薦めですよ~、とお店の人は何度も説明したから妻はこれにとりあえす加入しました。

なにしろ楽天モバイルはあまり回線電波を使わない人は後述するようにゼロ円になる契約です。これでまったく儲けが無いから楽天もキツイでしょう。だから上記オプションを売って少しは稼ぎたいと思っても私は理解できます。少しは投げ銭してもいいかな?って気がします(あくまでも私見です)。

10分間通話無料の月額1100円オプションは欲しくなるかもしれません。特にiPhoneユーザーは。

楽天モバイルは月に1ギガバイトも使わない場合はデーター通信費はゼロです。その上電話では楽天リンクを使ったら、こちらもゼロ円なので、まさにゼロコストの通信費が実現できてしまうところがユーザーにとって最大の長所なのです。

一方で楽天モバイルのアフターサービスは、実店舗は何もやってくれません。

契約後に「分からなかったらまたこちらに聞きに来ます」と言ったら、お店の人から「もう来ないでください」と言われたと、私の知人はそう言ってました。

アフターサービスを受けたい場合は、スマホかパソコンからmy楽天モバイルのサイトからチャットで相談しなければなりません。その回答も1日後ぐらい。さらに回答内容は「分かりませんでしたので次の電話番号へおかけして相談してください」とここで初めてコールセンター電話番号が伝えられる・・・という感じだから、自分でネット検索しながら試行錯誤して困難を克服した方が早いです。

「自力&自助アフターサービス」を迫られる。こういう不便さがありながらもゼロ円はなかなか魅力的なのです。

そんな中でiPhoneユーザーは上述した「面倒さの付き纏われ」によって魅力が低下するのは否めない感じもします。はたして妻はこれら困難を克服しながら愛機iPhone XRを楽天モバイルで使って行けるでしょうか?

一方、androidのスマホなら楽天モバイルでの電話通信上の面倒は起きません。

私が約1年前に買った楽天ハンドのスマホが現在では「主機」として活躍できています。

楽天モバイル回線もやや拡大され、半年前ぐらいまでは私の住む地域はauのサポート回線エリアでしたが、今は楽天モバイル回線を使える場所になりました。

「楽天」という商売は、通信の他に多々ありまして、それらを何種類も日常使いにしたら楽天ポイントが貯まってご利益があるようにできています。それが「楽天経済圏」ということで、その「恩恵にあずかることで問題ない」と考える人にはメリットが多いと思います。

でも楽天経済圏に頼ると、それらのサービスはそのまま自身の「インフラ」になっていきます。でも楽天のサービスはそれぞれ楽天の子会社が運営しているため、ある日突然に「このサービスやめます」ということも起きる可能性があります。

そうしたら、他のサービス会社へ乗り換える手続きが必要になります。それは面倒で、今はできるけど、そのうち私が歳とって認知症気味になったらそんなこと上手くできるでしょうか?

昨日の妻の契約に付き添いながら、私はそんな将来の不安を考えてもいました。


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