読書日記「ブラザーズ・ブラジャー」透き通った物語

こんばんは!ノリノリ子です。喉風邪を引き、熱にうなされながらnoteを書いています。

体調の悪い日って贅沢しても許される気になりませんか?わたしはなります。家のことも何もしなくても許される気になります。まぁ実際、許すもクソもないんですけど。まぁまぁ高い寿司をUberで配達してもらうという現代的な贅沢を楽しんでいます。美味しー♡  

今夜は佐原ひかりの「ブラザーズ・ブラジャー」を読みました。

佐原ひかり「ブラザーズ・ブラジャー」

「ブラジャーズブラザー」と言ってしまう。
若い人の小説を読んだのはずいぶん久しぶりな気がする。優しく透き通った物語だった。

今の子供たちって、「個性を大事に」みたいな方針の中で、発達障害だったり性同一障害だったり、「他とは違う人が当たり前にいる」ということが幼い頃から教育されているんだもんなぁ、と思った。同性愛や無性愛の人間も世の中にはいるということ、そのことを傷付けるようなことなどはあってはならないということ。人種差別にしても、男尊女卑からくるセクハラ等についてもそうだけど、「社会」と「個人」は違う。社会全体の話をしているときに「別に自分は気にしない」などと言ったりする人は愚かだな、と思う。そういう話は個人同士の間でのみやればいい。逆に、個人間ではいくらでも言っていいと思うんだ。何で傷付くかなんて、何を嫌だと思うかなんて、人それぞれに違うのに、「人を傷付けないように」だなんて傲慢だ。傷つけ合わずに分かりあうことなんて、出来るか?って話よ。

理解できないからこそ、会話するのさ…。

なんてことを思いました。

咳が、止まりません…😷

では…。

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