リモート、テレワーク時代に、対人コミュニケーション環境を整えてみる話
緊急事態宣言下、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
リモートワークはいいところが多い反面、対人コミュニケーションではリアルとの違いをじわじわ感じてませんか?
「忘れっぽくなった」「疲れる」
なんて声をよく聞きます。僕も「あれ、この話誰としたっけ?」なんて事がしょっちゅうになりました。
五感による知覚の割合は、「味覚1.0%、触覚 1.5%、臭覚 3.5%、聴覚 11.0%、視覚 83.0%」なんて言われています。数字は定かではないですが、対面コミュニケーションでは、聴覚以外でも多くの情報を受け取っていたのは確かで、それが、劣化もしくは遮断されているわけですから、どうしても印象が弱くなりますし、情報を補完しようと脳が働いて疲れたりするんじゃないでしょうか。
さて、本題ですが、対人コミュニケーションでの発信がより気になってきました。自分の声はちゃんと相手に聞こえているのか?映像は綺麗に、ラグ無く届いているのか?そんなことが気になり。余計に疲れます...これを解消するには、環境を整えるしかありません。というか、それくらいしか楽しみがありません。リモート環境の設備投資は、良いスーツを買うようなものだと、誰かが言っていました。僕は普段スーツではないのですが...
ということで、まず手をつけたのが、音声です。
Mac Book内臓マイク→
マイク機能のあるBOSEのBluetoothスピーカー→
AirPods Pro→
iPhoneの有線イヤホンマイクと試していきました。
この中で一番良かったのは有線イヤホンマイクでした。それでも声が軽く、こもります。そこで、コンデンサーマイクを購入しました。
以下にそれぞれで録音した音声テストのサンプルを貼ります。いかがでしょう?
音声テストはzoomなど、大概のサービスの環境設定メニューから確認できますので、一度チェックしてみると良いと思います。
ちなみに購入したのは、以下のコンデンサーマイクです。
値上がりしてますが、元々7000円くらいで、だいぶコスパが良いという印象です。これ以上いいものは、声の仕事をしていらっしゃる方に届くべきだなと思います。Netflixがテレワーク用の推奨機材を公開していますが、どれも売り切れで購入できない状況です。
スピーカーはBOSEのBluetoothスピーカーに設定しています。イヤホンでもいいのですが、家に子供もいますので環境音が聞こえないわけにもいかないのです。
マイクがスピーカーの音を拾わないのが素人的には不思議なのですが、子供の声は、おもいっきり拾うので、それに対するソリューションがあればすぐに採用したいものです(切実)。
追記:色々とご助言いただき、環境音を気にするのであダイナミックマイクや、ミュートをすぐ切り替えれるスイッチ付きのマイクが良いと教えていただきました。課題意識が音質よりも、環境音になりましたので、そちらもテストしていきたく思います。
また、物理的なミュート解除ボタンがあればいいと思いましたがzoomは、スペースキーにその機能が割り付けられていました。あとは、以下のショートカットを使うか、
PCの場合: Alt + A : ミュートまたはミュート解除
Macの場合: Shift+Command+A: ミュートまたはミュート解除
そして、いいマイクを買ったところで特性や設置の知識が無いと無駄になるというのもこちらの動画とかみると、よくわかりました。
そして、ウェブカメラです。こちらも、
MacBookの内臓カメラ→
ロジクールのウェブカメラ→
と試していき、所持していたキャノンの一眼をウェブカメ化する方法にたどり着きました。そのまま接続しても使えず、キャプチャボードなんかが必要になります。調べると機材なしで、アプリケーションだけで済む方法がありました。Macの方は以下の記事がわかりやすいかなと思います。
ソフトだけでα7IIIをMacのWebカメラとして使用する方法
ただ、一眼の電池がすぐ切れる問題があり、ACから直接バッテリーに供給するアダプターを購入...
結果...電池交換の手間から解放されたのですが...
熱暴走により、一眼がお亡くなりになりました。気がついたら電源が入らなくなったのです。絶望したものの、だいぶ前に購入したものだったりもしたので、これを機に新しいカメラを購入することにしました。
悩んだものの、以前から気になっており、USBを繋ぐだけウェブカメ化する SIGMA fpを購入しました。とにかくプロダクトが良いです。ただ、AFが...ですが。
ちなみに以下が、Macbook内臓カメラとの違いですが、まずは内臓カメラ。
そして以下が、SIGMA fpです。
その差は、一目瞭然ですよね。
設定に関してはこちらの記事が大変参考になりました。
また、ここまでしなくても...って場合、大半の方はノートPC内臓のカメラを使っていると思いますが、いつも通りの作業環境から撮影すると、下から顔見上げて写すことになりますので、バエなくなります。顔を見せる時だけは、少し高い位置にPCを置いて撮影すると良いと思います。
追記:iPhoneなどのスマホカメラをウェブカメ化する方法もおすすめです。カメラの性能が良いので。
あと、顔が暗いのも印象を損ねますので、LEDのリングライトなんかは、安く購入でき、おすすめです。
僕は、家にあった照明とデスク用に購入したBenQ ScreenBarを少し顔に向けるようにしました。ちなみにBenQ ScreenBarは、モニターに設置できて場所を取らず、調光も勝手にやってくれる優れものです。
+カバー写真のように、サブディスプレイがありますので、光が足りない場合、こちらの画面を白にして輝度をあげて光源としても使ってます。
そして、ここまでやっても回線が遅いとどうにもなりません。僕はNURO光を契約していますが、ここぞという時は有線で繋ぐことにしました。Macは、こちらのハブがあるとEthernetポートも付いていますので便利です。
調子がいいとこんな感じです。
と、この環境でオンライン登壇にトライしたオンラインアジェンダのではこんな声も。
この一言で全てが救われました...ありがとう原さん...
さて、ここからは完全に主観の問題なのですが、バーチャル背景があまり好きではなく、自分ではなるべく避けたいと思っています。あえて余計な情報を足している、もしくは削ってしまってないかなと...
で、普通はデスクの真後ろ側が背景として映るわけですが、僕の部屋では、それがベットになっておりますので、映り込むのを避けたく。結果的に机の斜め横から窓に向けて撮影しています。
昨今WEB会議マナーなんて言葉もありまして、そのNG例に窓を背景にしない、逆光を避ける。と書いてあります...ただ、どうせなら背景は、暗い部屋の隅ではなく、気持ちが良い外の方がよいんじゃないかなと...(逆光はライトでどうにかなります)
窓の外に狭いベランダがありまして、ここに植物を置いて少しでも気分をアウトドアにしたく思ってます。主に置いている品種は以下な感じです。
ただ、ベランダは北向きなので、日光が十分ではありません。上記の子達は本来、暑い地域に生きる品種ですので、夏限定でレイアウトし、普段は南向きの日当たりの良いところにいらっしゃいます。
通年では、日陰や寒さに強い以下の子達を置いています。
ということで、植物が好きです。
みてると、たぎりますよね。イヤォ!
最後に、オンラインで喋りたくない時もありますよね。そんな時はこのTシャツを買ってください。
完