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気の極々小さい親戚のオヤジPart17 『神のみぞ知る』 

何年か前になりますが、哲学からの話しの流れだったのか?

どうして難病を背負う事になったか?と悩み苦しんでいる親戚のオヤジの姿があった。
時々、気の極々小さい矢鱈気の強い親戚のオヤジが、どうしょうもないほど苦しんでいる時がある。
そんな時、なす術を私は失ってしまう。

オヤジは誰かに答えを出して欲しかったのか?
そうじゃなく声を出して叫ぶだけで良かったのか?

解らない訳ではない、私だって叫びたいほど苦しい時だってある。
全て了解できる人生なはずはない。曖昧に妥協しながらやってきているのです。

その曖昧な答えを私はオヤジに言ってしまった。

『神のみぞ知る』ってね。。。

そう、ありがちな答えです。その答えに親戚のオヤジはいつもの調子で、私へダメ出しをして来た。

解ってるよ。その答えがどんなにか的はずれだって事も……

どんな答えを望んでいたのか?
オヤジが何か何処かで、誰かを傷つけたその見返りとでも言えばよかったのか?
そんな理不尽な答えは私には出来ないよ。

私もその答えで今も傷は癒えてはいない。
私の心の奥底に今も炎の様に残ってる、『病気』への罪悪と捉えられた理不尽な過去があるから、、、

『神のみぞ知る』

それでいい、それでいいんじゃないか……


それでも生きて行こう・・・



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