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読書との距離感

今年に入って40冊程度の本を読んだ。
24年前半はもう、取り憑かれたかの様に読む日々を過ごした記憶もある。
だが最近は読書との距離が少しできていた。

嫌いになったわけではないけれど、なんだか億劫になった。
本は読むのに時間もかかる。この時間があれば何か他のことができたのではないか。本を読んでいていいのか?という焦燥感があった。
私は一体何に追われていたんだろう。
その本を読むのをやめた時間に、何か有益なことをできている訳ではないのに。
図書館から連絡が来て、本を受け取っても開きたい気持ちが起きず、返却することもザラになってしまった。

そんな時期を過ごしていた、8月の下旬。ミステリーが読みたい気分の時に開いた1冊から、呆気なくこの停滞期を打破できた。

要は、単に読みたい本に出会えてなかっただけかもしれないなと思った。
自分はいつだって本を読めるし読みたい人だと思っていたけれど、読みたい本と読みたい時期が重ならないと「積極的な読書」はできないタチだったのだ。

私は基本、本を図書館で貸りる。人気書籍に関してはその時読みたいと思っても手元に来るにはタイムラグが発生する。本が届いた時にはその本が読みたいかというと違う気持ちになっていることも多い。

私はミステリー小説が大好きなので、うっすらとしたミステリーが読みたい欲は常にある。故に、ミステリー小説はどの時期に来てもハマることが多いのだが、エッセイや他ジャンルの小説は時期とメンタルを選ぶ。

「本を読む」ことは私の人生で大切なことの1つなので、読むのが嫌にならない距離感で24年後半戦を楽しんでいきたい。




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