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サンガスタジアムに引っ越して約1年経ちました。その④ ~全席屋根付きの音(恩)恵~

最早、いつからかは忘れたけど、ピンチの時に「京都サンガコール」の音声を流さないようにした運営GJ。

どうも、onigiri(@onigiri_prfm)です。

コロナ前はゴール裏でチャントを歌ったり、跳んだりしてましたが、コロナ禍ではゴール裏にあえて入らず、バックスタンドなど試合を俯瞰的で見れるところで観ることを増やしていました。(あと、少しでもサンガの収益的にプラスになる所で…っていうのも多少はあります。)
いつか声出したりすることが出来るようになったら、ゴール裏(下層)に戻り思いっきり選手を応援したいですね。

さて、様々な視点から見た「サンガスタジアム by KYOCERA」について、あーでもない、こーでもないとひたすら書くnoteシリーズ、「サンガスタジアムに引っ越して約1年経ちました。」の第4弾をお届けします。
(もはや、2年ぐらい経ちそうですが・・・笑)
今回は「応援」や「音響」について、色々書いてみたいと思います。

【これまでのnote】

▲クラブ創設から2019年までのホームスタジアム、西京極(たけびし)について。

▲「行ってみたい!と思われるスタジアム」とは何ぞやというお話。

▲勝てば客が増えて、負けると減るのがサンガ。でも、他のクラブもそうなのか?というお話。


そもそも、サンガを応援するキッカケって何やったっけ?

多分2009年の写真

応援のキッカケといえば、多分「スタジアム観戦をしたこと」これが一番大きかったと思います。
その、スタジアムに足を運ぶキッカケは色々だと思います。
僕は小学1年生の頃、サッカーを始めたてのとき小学校でサンガの招待券を貰ったことがキッカケです。以降は招待券・優待券を貰うたびにスタジアムに行き、お金が無かったのでサンガドリンクか、ホームゴール裏の紙コップの自販機でジュースだけ買って試合を観てました。(元々はアウェイでしたね)

余談ですが、かつて存在した西京極名物・サンガドリンクとは、

アサヒシロップ巨峰
三ツ矢サイダー

これと、これを混ぜたやつ。200円。
確か、Jリーグ西京極ラストマッチとなったvsジェフ千葉戦では売り切れてた笑
作り手と氷の溶け具合で、味に大きなバラツキがあるので、「こんな味だったっけな」と言われる訳です。
何故無くなったかは、よく分かりませんがソフトドリンク系のトップスポンサーがいつからかコカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社(ゴールド)になり、ピッチ周りの水がアサヒ飲料のものから、コカ・コーラ社のものに変わったので、その辺の大人の事情もあるかも知れませんね。
そんなこんなで、久々のJ1復帰となり楽しみにされていた方もいらっしゃるかも知れませんが、サンガドリンクは姿を消しました。

ジェネリックサンガドリンクも一応存在していますので、是非。
ジェネリックというか上位互換やね。


あと、スタジアムに行く理由の他には、だいたい招待券や優待券を配られる試合日は、京セラデーが多くタオルなどのノベルティを貰うことが多く、それ目当てで行ってました笑。
ちなみに今でもその当時のタオルは現役です。
(これ↓以外にも何本かあったと思います。)

10年以上前のやつ。more than just Victoryのスローガン結構好きでした。

キッカケはこのように何でも良いんですが、サンガスタジアムはスタジアムそのもの「キッカケ」になり得る、ポイントがあると考えています。
その一つが、スタジアムの音だと思います。


音が良く響き、迫力があるスタジアム。

サンガスタジアムの音について、一言でまとめるとこんな感じ。

全面屋根+スタジアム側面が囲われている(ゴール裏とメイン&バックスタンドが分断していない)ことにより、ホール感というか、音に漏れにくく、響くのかなと思います。
そして、コンパクトかつ、上が開いていることから、変な反響を起こしにくく、適度に音が上空に逃げることから、音がスッキリと聞こえます。
(表現が難しいので、コロナ禍の応援に制限がかかっている状態で体験してもらいたいです。)
個人的に音の面では日本でもトップクラスだと思います。

2021年9月25日に行われた栃木SC戦の試合前には、海上自衛隊舞鶴音楽隊によるJリーグアンセムで入場が行われました。当日現地に居ましたが、スタジアム全体に鳴り響くアンセムはめちゃくちゃテンション上がりました。
また、やって欲しいです。
この感じだと、音楽ライブにも良いのでは?と感じました。
(芝生の養生はしっかり頼んます。)

DAZNで見てても、5,000人しか入れられない試合が多かったものの、手拍子や思わず漏れてしまう声がめちゃくちゃ大きく聞こえます。
このスタジアムに居ると、この音を直に体感出来るので、応援にも熱が入り易く、「みんながやってるし一緒にやってみよ!」と参加しやすいのかなと思います。

それが良い意味で増幅していったのが、上のファジアーノ岡山戦かなと思います。
人数が限られる中、統率があり迫力のある応援を試合前からしていたファジサポ、それに呑まれることなく上回ったホームのサンガサポ。試合内容も相まって、後々にも語り継がれるような試合だと感じました。感動。
ちなみに、この試合で2022シーズンは川崎颯太のユニフォームを買うことに決めました。

また、その音響が別の側面を見せたことも。
1万キャパまで緩和された上位対決、アルビレックス新潟戦。
両クラブサポーターの応援に呼応するように激しい攻防を繰り広げる両チーム。
当時、残りのシーズン、リーグ終盤までこの2チームが昇格争いをするんだろうなと感じながら観ていたぐらい、ハイインテンシティな試合でした。
その試合の中で、何度もスタジアム中に轟いたアルビサポのブーイング・指笛。
この試合はキャパ緩和されたといえど、コロナ禍でアウェイ側は限られた人数だけだったにも関わらず、「フルキャパになったら簡単にホームジャックされそう…」と思わされるぐらいの圧をサンガスタジアムになってから初めて感じました。

(開幕戦の浦和戦とか凄そう・・・)


声を思いっ切り出せた唯一の試合

振り返れば、2020年2月9日、サンガスタジアムのこけら落としとなった、PSM・セレッソ戦。あの試合が今の所、唯一サンガスタジアムで叫んだり肩組んで飛び跳ねたりすることが出来た日でした。

あの日は、正直「アウェイのサンガサポの声量や…!」と思いました笑
アウェイはコアなファンが集まりやすく、野次を飛ばすぐらいなら声援を送ろう!という気持ちの人が多いのでしょうが、
声が上に抜ける西京極と違い、音が反響しやすいスタジアムも多く、いつも(西京極)より声出てるんちゃう?と心の中で思ったりしていました。

セレッソ戦ではこれがホームで出来るんや!と本当の意味でホームスタジアムになるんやなぁと感動したのを未だに覚えています。
というか、そう感じた人が多かったのか、シーズン前だったからか、ゴール裏はなんとなくフワフワしてたような・・・笑
ただ、それもあってか、正直な所・・・セレッソにホームジャックされているような感じもあったように思います(アウェイ側も同じように屋根で覆われてますし)

いつになるか分かりませんが、昔ならゴール裏とそれ以外の一部の人しか手拍子をしなかったのが、コロナによる応援スタイルの変化とスタジアムがめっちゃ反響することにより、スタジアム全体で応援する、手拍子が起こるようになってきたので、この状況で声出して応援出来るようになったら、なかなか凄いことになりそうやなぁと今から楽しみです。
サンガサポの応援は凄いとか言われてみたいなぁ・・・。


サポーターの声援が、リピーターになるか否かを決める

ピッチで魅せるサッカーや、スタジアムグルメ含めたスタジアム環境、天候、交通便、色々あれど、結局はスタジアムのサポーターがどんなんか?というのが、リピートの大きな要因になると思っています(持論)

個人的に好きなチャントである「REMEMBER」。
この動画やテレビ中継を見て「ゴール裏行ってみたいな…」と思うようになりました。(あ、これもアウェイのノエビアですね)
で、、西京極ゴール裏の端の方から、徐々に真ん中の方に陣取るようになったのですが、楽しかったものの、当時は多くのオッサン、オバハンの野次・ブーイングが凄く、バックスタンドはバックスタンドで、中央に毎回陣取る爺連中がヤジ飛ばしまくってたり、怖くて一旦スタジアムに行くのをやめました。(当時はKBS京都でだいたい観れたし。)
それが、その時居た人たちの普通だったのかも知れないですが、動画やテレビで見た楽しそうな空間はそこにはありませんでした。

月日は流れ、数年前に久々に行った時。
同じようにブーイングやため息が起こりそうになった時にコールリーダーや太鼓の人が、逆に応援のボリュームを上げて掻き消したのを見た時、「変わったなー」と感じてから、一気にゴール裏に行く頻度が高くなりました。

そして、コロナ禍でのサンガスタジアム。
全席指定席となり、ゴール裏という概念が実質無くなったことから、自分のような元々ゴール裏に居たような人たちが、色んな席に散らばり、ゴール裏に居たときと同じように、自発的に拍手したり手拍子をし、それが周りを巻き込んで増幅し、スタジアムの音響を利用してスタジアム全体に鳴り響く試合が増えてきました。
21年の秋田戦で久々にゴール裏に入りましたが、手拍子や拍手はゴール裏以外からも発生してスタジアム全体に響くというシーンが何度もありました。
それが楽しくて、20年21年と何度もサンガスタジアムに行きました。

秋田戦で行われたサンガスタジアム初のコレオグラフィー

2022シーズン、応援スタイルの緩和に伴う変更

J1で迎える、2022シーズン。いよいよサンガスタジアムでも太鼓が解禁されます。
個人的にはリズム隊によりゴール裏から統率を取る形になるので、色んな所から自然発生的な手拍子や拍手は起こりにくくなるのかなーと少し残念な気持ちも正直あります。

反響しにくいようなスタジアムであれば、確かにリズム隊が大事です。そして、リズム隊が居ることにより、バリエーションが増えます(それでも他クラブに比べると少ないけど)
ヤマハに行った時は、まさしく痛感しました。

リズム隊が居ることが当たり前のクラブのサポーターは、サンガスタジアムに来ても手拍子だけでバッチリ揃えてきます。前述した新潟や岡山は素晴らしかったです。
ただ、それらを凌駕するのが、アウェイ席以外から発生する手拍子や拍手の圧。さながらプレミアリーグのようで、曺貴裁監督も「アンフィールドに近い雰囲気が、このスタジアムにはある」と最終節の試合後に話していました。
J1はバッチリ揃えるクラブのサポーターだらけです。数も多い。
揃えるスタイルにあまりなれてないサンガスタジアムのサポーターには、応援スタイルの変更は吉と出るか、凶とでるか・・・。

まぁ、いずれにしてもバックスタンドからでも応援しまくるけどな!

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