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愛している人がいても心の中に思う人が居てもいいんだよ

不意に聞きたくなる声と忘れられない匂いがある。

それは親や家族、ペットでも無ければ、将来を考えている今の恋人でもない。アイドルや芸能人の推しでもない。それは、一線を超えそうになった男友達だ。

この上のnoteのタイトルにもある"友達"の話。

彼は友人。そう、ただの地元の友達である。

彼の容姿は特段に良い。おそらく、高校時代1番かっこよかったし、1番モテていただろう。私は男性の上腕から指先にかけてが性癖であるが、私の性癖やタイプにドンピシャである。白くて長い手、白い上腕からは綺麗に血管が見える。そこにエロスを感じるのだ。

彼は私が今の彼氏と付き合うまで私をからかいまくっていた。遊びに行くたびに恋人ごっこをするような相手だった。距離のあるバッグハグをしてみれば周囲が嵐のビタースイートを流す。これは私たちのひとつの流れだった。何十年後かにお互い彼氏が居なかったら結婚しよう、だとか、周りを気にせず言ってしまうそんな奴だ。

そんな彼ともいろいろあった。上記のnoteにもある通り。一線を超えそうにもなった。でも、超えることは無かった。

ある時、彼に彼女が出来た、と話があった。
その時は私は今の彼氏と付き合い始めた時であったから、悔しさとか悲しさとかはなかった。でも、少しだけ心が痛くなった。

彼は彼女とのことを楽しそうに話していた。けれど、彼は「彼女はいい子だし、俺の事をかっこいいっていっぱい言ってくれるけど、まじで彼女が話さない。つまらない。」と話した。
その時、私はなぜかほっとしてしまった。
きっと、長くは続かないだろと予感がしたからであろう。そう考えてしまう私は最低な女だ。

私はキスをしただけの関係。そんな女が入れる訳でもないし、私には彼氏がいるし、何を考えているのか自分でも分からなかった。

数ヶ月経ってから、彼は"一緒にいるとつまらない"と話す彼女と別れたという情報があった。

彼を含めた5、6人で飲みにいったり、カラオケに行ったりすることがたまにあるが、以前のような私たちではない。隣に座ることも無ければ、恋人ごっこをすることも無い。大きな距離ができた。
きっと私たちは近すぎると良くないのだと思う。
なにか起きてしまうと、自分たちで予感ができていて、それを未然に防ぐための第一予防なのだと思った。

少し寂しさがあるけれど、お互いにとって1番良い事。

前に友人が言っていた。
好きな人は何人いてもいいと思う。愛している人がいても心の中に思う人が居てもいいんだよ。
と。
私もそう思う。推しにガチ恋だけど彼氏が居たっていいと思う。愛してる、と伝える人はは1人にして好きだとか思う人はいてもいいと思った。

ドラ恋でも【ずっと好きでもいいのかな?】とあった。いいんだよ。思い出を大切にして、その分そのは人を愛して生きていけばいいのかなと思った。

その場の感情に流されないで考えて行動すれば、どんな行動をすべきなのか、見えて来ると思った。

自分でなこんなことを言えるけれど、実際は感情で動いてしまうし、彼氏よりもセフレを優先してしまうこともある。こんな最低で相手のことも考えられない幼稚な考えの私だ。

いつか、相手のことを思いやりながりも、感情に流されず考えて行動できる大人になりたいと思った。

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忘れられない恋物語

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