エクセルデータの分析を生成AIで簡単に!(その2)ChatGpt4₀を使用
(その1)で行った、エクセルでの分析手順を生成AIと組み合わせて行う方法を具体的に説明します。
指示はすべて日本語です。
エクセルデータの分析は、AIのサポートを活用することで、効率的かつ正確に行うことができます。
1. エクセルデータの準備
まず、エクセルファイルに分析したいデータを入力します。例えば、以下のような項目を含むデータを準備します。
会員番号、入会年月、資格、住所、生年月日 など
2. データの整理とクリーニング
エクセル上でデータの並び替えや重複データの削除、データ形式の整合性を確認します。例えば、「入会年月」や「生年月日」の列は、正しい日付形式に統一するなどの作業を行います。
⁂ エクセルファイルを入力すると、「会員資格サマリー」と「会員年齢分布」が表示されます。
「会員年齢分布」には、総人数、平均年齢、最低年齢、最高年齢、等が指示をしなくても、計算済です。
3. AIにデータを分析させる
生成AIを使ってデータの分析を行うには、以下のような手順を踏みます。
(1) エクセルファイルの読み込み
エクセルデータをAIにアップロードします。ファイルを選択し、「読み込み」コマンドでデータを取り込みます。
(2) 分析したい内容を日本語で指示
AIに対して、分析内容を日本語で指示します。例えば、次のような指示を入力します。
「年齢を5歳刻みに集計してください」
「資格ごとの会員数を集計し、円グラフで表示してください」
「入会年別の会員数を棒グラフで表示してください」
AIはこれらの指示に従い、グラフや集計表を自動的に作成します。
⁂ 上記の3つのグラフは、(その1)で掲載済です。
4. 結果の確認と活用
AIが生成したグラフや集計結果を確認し、関係者で共有します。
これにより、データに基づいた正確な分析結果を手軽に可視化することができます。
実際の例
年齢分布グラフ: AIに「会員の年齢を5歳刻みに集計し棒グラフで表示してください」と指示することで、すぐにグラフを生成します。
但し、下記のグラフでわかるように、表示が日本語になっていませんの
で、日本語フォントのアップロードをする必要があります。
資格分布の円グラフ: 「資格ごとの会員数を集計し、一人以下はまとめて円グラフで表示してください」という指示を行えば、簡単に資格の割合を視覚化できます。
おすすめのポイント
効率的なデータ処理: 人力で行うと時間がかかる集計やグラフ作成をAIが瞬時に行います。
正確な分析: 日本語の指示通りに分析するため、データ分析に慣れていない方でもミスが少なくなります。
視覚的な結果: 自動的にグラフ化されるため、データの傾向や特徴が一目でわかります。
エクセルと生成AIを組み合わせることで、データ分析の効率が飛躍的に向上しますので、ぜひこの方法を活用してみてください。
2024.9.29
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