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インドでは騙される日本人が悪いと思う。

ビルゲイツさん。100万円くらいくれないかな~。。。と思ったことある人は多いと思う。ビルゲイツじゃなくても、お金持ちはお金いっぱい持ってるんだから少しぐらいくれてもいいよね。長者番付の話題が目に入ると私だってそう思う。資産約10兆円もあればそりゃ100万円くらははした金だ。びる

ところで、我々日本人は、程度はあれど世界からみてだいぶ裕福だ。学生でも海外旅行に行けてしまう。例にももれず私もよく海外に行く。大学生の頃には1人でインドに1カ月いたことがあった。

世間しらずだった私は、町中で出会ったインド人に親切にされ、まんまと2万円の鉄道チケット(相場の10倍)を買わされたのだが、今となっては自分がまぬけだったと腑に落ちている。

日本と違って海外の多くの国には商品に値札が付いていないことが多い。これは本人がその価値があると思った値段で買う文化が理由の一つだ。逆に価値にあまりにも釣り合わない金額なら欲しくてもいらないということだ。ちょっとネットや本を調べれば鉄道のチケットの相場なんて簡単に調べられたのに愚かな話しだ。あとから悔しい思いこそしたが、その時は2万円の価値があると思って買ったのだろう。

さて、インドという国だが、このようにボッタくられたという話しが後に絶たない。騙すなんてサイテーという考えも聞こえてくるが、少しちょっとぼったくってくるインド人の立場に立ってみよう。

インドは人口が多く、カースト制度という身分制度もあって貧しい人もかなり多い。毎日同じ場所で露店に立ってアクセサリーを売っている人もいる。そんなところに身なりのキレイな外国人や、旅行にきた日本人の学生が街をうろうろしていたりもする。彼らからしたら日本までの飛行機のチケットで年収を超えてしまう人もいるだろう。旅行者は彼らから見たらどう見えるだろう?そうお金持ちだ。飛行機に乗って遊びに来られるお金持ちならば少しくらい多くもらっても構わないんじゃないだろうか。100万円とは言わない。100円とか、1000円とか。。。それがビジネス。生きるために。

これがボッタくりの正体だと思う。飛行機に乗って海外に遊びに行けるだけで世界基準で見れば裕福だし、すごくラッキーなのだ。なんなら生まれた場所が違うだけですごくズルいと思われているのかもしれない。一か月の旅行中にインドで出会った少年は、客引きで売れた商品の3%しかもらえないと言っていた。それでも生き抜くために時には金持ちをだますことはそんなに悪いことだろうか。

悔しい思いをしたくないならこちらが勉強をしなければいけないし、郷に従えないのならば文句を言わずに日本でぬくぬくしていた方がいい。彼らからみれば、旅行者である日本人がビルゲイツなのだ。

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