大して起伏のない人生なのに、「死にたい」と思う君へ。

今、「死にたい」と思ってるの？

じゃあいっそ、身を投げてみたらどう？
ほら。あそこくらいの高さなら、死ねるんじゃないかな？

怖かったか、そうか。
じゃあ君は今、「死にたくない」ってことなのかな。

いや、違う。
君はたしかに、「死にたい」と思ってた。

それは、「今の人生に」だ。
「今このままの人生」を終わらせたかったんだろ？

今の仕事がキツくて、
今の人間関係が苦しくて、
家に帰ったら息苦しくて、
大して起伏のない人生なのに、ネガティブなことばかり考えてしまう自分が嫌で、

そんな今の日々と、自分を、終わらせてしまいたいんだろう、
終わらせた方が楽なんだろう。

だけど「終わらせよう」と思って、
まさに命を断とうとした君は、
「怖い」と感じたんだろう？

それじゃあきっと、終わらせ方が違ったんだね。

他にどんな終わらせ方があるだろうか。

仕事がキツい？
辞めりゃあいい。

人間関係が苦しい？
そんな関係断ち切ればいい。

家が息苦しい？
そんな家出ていけばいい。

ネガティブなことばかり考えてしまう？
そんな暇ないくらいに好きなことばかりやったらいい。

そんなことしたら信用も、友達も、金も、安心も、
全部無くなってしまう？

何を言ってるんだ。君はさっきまで、「死にたくて」「終わらせたかった」んじゃないか。
全部失ってまで、終わらせたかったんじゃないか。

そんな中で、命は失いたくなかったっていうんなら、
命以外の煩わしいものを、
終わらせれば、失えば、無くしてしまえばいいじゃないか。



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これで君は「死にたい」という願望を叶えることができた。

立派に、勇気を持って、
今の人生を、今のままの人生を断つことができた。
本当にすごいことだと思う。

命なんて、
望もうと望ままいと、
呆気なく失ってしまえるものだ。失ってしまうものだ。

そんなものは放っておいて、
それ以外の煩わしいものを、ポイポイ捨てていったらいい。
そして心から欲しいと願うものを、その分拾ったらいい。

今日からが、新しい人生。