コーチングスクール探しを止めました
何回か記事を書いている通り、今年に入ってからずっとコーチングスクールを探していました。
色々なスクールの説明会に行き、個別の相談会も開いてもらったり。
一旦あるスクールに申し込んだのですが、その後も「本当にここで良いのかな」と相当悩みました。
で、昨日ついに、コーチングスクールを探すのを止めました。
既に申し込んだスクールもキャンセルしました。
今日は、その一部始終を書こうと思います。
なぜコーチングを学ぼうと思ったのか
そもそも、なぜコーチングを学ぼうと思ったのか。
一言で言うと「自分に必要だと思い込んでいたから」です。
マネージャーに上がりメンバーを見ることになったり、昨年はメンタル不調のメンバーのケアをしたりしました。
その中で、自分のことだけでなく、人に寄り添ってその人の成長を支援することの重要性と難しさを感じました。
会社の中でもEQ寄りの人が減っているということがあり、「自分がコーチングを学ぶことで、会社もメンバーも良くなるのではないか」と思い込んだのです。
スクール探しの旅
1月から、様々なスクールの説明会に参加しました。
銀座コーチングスクール、CTI Japan、ZaPASSなどなど。
(各スクールの詳細の印象は別の記事で書こうと思います)
その中でも私は、ラッセルウェルビーイングコーチングカレッジ(RWCC)というスクールに申し込みました。
理由は、一番アカデミックで広く学べそうなことと、講師の方が素敵だったからです。
で、2月に入ってすぐに申し込みをしました。
疑念との戦い
申し込んだ直後は良かったのですが、徐々に疑念が湧きました。
「あれ、なんでコーチングを学ぶのだっけ?」
「本当にここでいいのだっけ?
ちょうどその時、友人に「成人発達理論×ICCコーチング」という別のスクールを紹介してもらったので、そちらとすごく迷いました。
この辺りから、「コーチング」というものが私の頭・精神に重くのしかかるようになりました。
ということで、2月後半くらいから再度説明会に参加したり、個別に説明を聞いたりして、「なぜ自分はコーチングを学ぶのか」に色々な理由付けをしていきました。
気づき
そんな感じで3月末。
私が既にお世話になっているコーチの方との会話の中で、スクールをどうするかという話になりました。
正確には、ちょっと会社と自分の方向性が合わないという話をしているの中で、「そもそもなんでコーチングを学ぼうとしているのだっけ?」という問われました。
それに対して私は、「会社の中でEQ寄りの人間が必要だと思うし、メンバーの面倒も見て、、、、、いや、もう面倒くさいです。全部面倒くさいです。」と答えました。
そう、面倒臭くなったのです。
会社とかメンバーとか、誰かのために自分が何かをしようとするのが面倒くさくなったのです。
このことから、コーチングを学ぶことが、私の中でwant to からhave toになってしまっていたことに気づきました。
そうなると、それを追い求めるのは自分を追い詰めることになる。
ただでさえ仕事というhave to の中で生きているのに、さらにhave to を増やしてしまうことになる。
それは自分が不幸になる選択だと気づいたのです。
決断
このことに気づいた瞬間、「コーチングスクールを探すのは止めよう」と思えました。
そしてそのままスクールにキャンセルの連絡を入れました。
講師の方は、「ご一緒できないのは残念ですが、それがYoshiさんにとって最善の選択であれば良いです」とおっしゃってくださいました。
沢山のご迷惑をかけたにもかかわらず、本当にありがたいです。
本当に素敵な方だし、スクールだなと思いました。
キャンセルの連絡を入れてから、すごく頭がクリアになりました。
あぁ、今までこのことがすごく自分の頭・精神に重くのしかかっていたのだなと。
2、3月は本当に元気がないし、寝ても寝ても眠いという状態だったので、本当に軽いうつ状態だったのかもしれません。
執着せずに手放すという選択ができて、本当に良かったと思います。
学びと今後
今回の件で、自分が過剰に物事を背負い込みすぎていることに気づきました。
会社を良くするのも、メンバーの面倒を見るのも、想いとしては良い。
でも、それを自分の使命として捉えたり、周囲に押し付けるのは違う。
特に、相手がそれを求めていないならなおさら。
それを続けると、どんどん自分が辛くなるだけ。
そんなことと、そうなりがちな自分の癖に気づきました。
もっと自分中心で良いんです。
自分が「やりたい」「面白そう」と思ったら、それだけで良いのです。
「これは●●に役に立つかも」とか「今世の中でこうだから」とかは、全て後付けで良いんです。
自分がやりたいと思ったことを、素直にやるだけで良いんです。
それが、いつか大きな結果に結びつくのだと思います。
回り道になりましたが、今回こうやって色々なことを考えたり、気づいたりしたことは、自分にとって大切な経験・財産だと思います。
コーチングスクールを選ぶことは止めましたが、コーチングには興味がありますし、有用なのは理解しています。
だから、まずは自分でやってみたり、学んだりしようと思います。
そのうえで、やっぱりコーチングを学びたいなと思ったら、改めてスクールを探そうと思います。
その時は、きっともっと自分を大切にして、自分にとってベストな選択ができると思います。
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