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アダルトチルドレンだった私の特性

こんにちはYoshiです。

皆様は、「アダルトチルドレン」という言葉をご存じですか?

私の周囲では、知っている人と知らない人の割合は半分程度でしょうか。
自分から知ろうと思わないと触れることはない言葉かと思います。

かくいう私はかなりの割合でアダルトチルドレンの特性を持っていました。
そして、それによりかなりの生きづらさを感じていました。

今はもうだいぶ症状も改善しています。
でも、その道のりは簡単ではありませんでした。

ということで、自分の経験が誰かの役に立てば幸いと思い、今日は「アダルトチルドレンの特性」について書いていきます。


アダルトチルドレンとは

アダルトチルドレンに明確な定義は存在しないと思いますが、以下のような特性があるかと思います。

  • 幼少期、親から健全な愛情を受けないまま成長し、大人になってしまった

  • 十分な愛情を受けていないため、自己受容、自己肯定感が低い

  • 極度に他人に依存したり、他人の目を気にしたり、自己否定をしたりと、思考や行動に歪みがある

  • 本人は生きづらさを感じているが、その根本的な原因には気付いていないことが多い

要は、幼少期に十分な愛情を受けずに育ってしまったため、認知が歪み、生きづらさを抱えている大人ということです。

根本的に愛情が不足しているので、その欠乏を埋めようと、常に何かを求めたり、それを埋めてくれる存在に存しようとします。

私の場合

今はだいぶ良くなりましたが、私の場合以下のような特性がありました。

  • 成績や仕事など、常に「優れていないといけない」という焦燥感、強迫概念に駆られている

  • 自分は中身がなく、空虚な存在のように感じる

  • 自分を評価してくれる人に過剰に依存する。少しでも評価が下がるようなことをすると、見捨てられるような気がして不安になる

  • 常に根拠のない不安がある。特に未来に対する不安が大きい

  • 少しでもミスをすると過剰い落ち込む。自己否定を繰り返し、消えてしまいたくなる

他にも色々あるのですが、キリがないのでこれくらいで、、、

今思い返しても、とても生きづらい考え方だったなと思います。
これのせいで逃した人間関係やチャンスも多々あったと思います。
今となっては仕方ないですが、残念ですね。

アダルトチルドレンの原因

このようなアダルトチルドレンの特性の原因は、一言で言うと幼少期の愛情不足に起因します。

通常、子供は親という絶対的に安全な存在に守られています。
嫌なことがあっても、上手くいかないことがあっても、最後は親が守ってくれる。
その安心感があるからこそ、色々なことに挑戦したり、自分と他人を区別して認知できるわけです。

アダルトチルドレンの方は、このような心理的な安全性がない状態で育っています。
親という絶対的に安全な存在から十分な愛情を得られず、常に自分の身を守りながら生きていた。
だから、他者は敵であり、自分と他者を適切に切り分けることができず、上記のような歪みが生じているのです。

私もそうでしたが、アダルトチルドレンの方は、上記のような特性を自分のせいにしがちです。
「こんな性格の自分がダメなんだ」とか「もっと明るくならなくちゃ」とか。
でも、それはあなたのせいじゃなくて、幼少期に愛情をもらえなかったことが原因なのです。
だから、あなたのせいじゃないのです。
それだけは分かってください。

アダルトチルドレンから脱却するには

アダルトチルドレンから脱却するのはそう簡単ではありません。

私の場合、10年かかりました。
沢山の本を読み、考え、行動し、苦しみながら、昨年あたりでかなり良くなりました。

でも、まだ本当に100%脱却したのかと言われると怪しいです。
もしかしたら、本当の意味で脱却するのは無理なのかもしれません。

とはいえ、軽減することはできます。

その方法は、自分をありのままに見て、受け入れることです。

自分がアダルトチルドレンであることを認める。
ダメな自分も良い自分も全てありのままに受け止める。
どんな自分でも存在しても良いのだと受け止める。
ただ今ここにいる自分を認め、受け止める。

上記のような認識をできるようになることで、自分や他人を客観的に見ることができるようになり、アダルトチルドレンから脱却することができるようになるのです。


とはいえ、言うは易し、行うは難しです。

本気で脱却を目指すなら、それなりの時間と労力をかける必要があります。
でも、今感じている生きづらさを抱えて生き続けるよりは、よっぽど良いと思います。

これから数回に分けて、自分がアダルトチルドレンを脱却した方法・経緯を書こうと思います。

自分はアダルトチルドレンだなとか、アダルトチルドレンから脱却したいなと思っている方は、お役に立てれば幸いです。

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