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カッコー・・・カッコー・・・ 演奏後記 雑談編⑤

お菓子の家の話と前後してしまいましたが、“魔女の騎行”モティーフで始まる第2幕。
ワーグナーの“ワルキューレの騎行”みたい!子供向けのお話だけれど、フンパーディンクの音楽が大人の?(ワーグナーの?)世界にも触れさせてくれる。合わせをしながら、なんて良い作品なんだろうと感心してばかりいました。

ヘンゼルとグレーテルは歌を歌って苺を摘みながら、自分たちでもパクリパクリと夢中になって食べ始めて。自分で卵を孵化させることが出来ないために、他人(他鳥か?)の巣の卵を落として紛れ込ませる郭公鳥の真似をしながら。。。

闇が迫る森の中、あぁ、、、もうお家に帰れない、、、聞こえてくるカッコーの声、「そこにいるのは誰?」自分たちの声もこだまして消える、、、

エコーが印象的になるように、ここでも音の高さにアレンジを加えて、2ndは最後はペダルのみ。不安な気持ちが伝わるような音色。

カッコーの鳴き声は色々な曲で使われますよね。
子供たちのピアノ曲にも、はたまたベートーヴェンの田園交響曲にも入っていて。作曲家も偉大だけれど、日常の中から音楽を見つけていたと思うと親近感が湧いてきます。


余談:高校生の頃だったか、重松先生に「ベートーヴェンだってトイレしてるんだぞ!」偉大だと思い過ぎて曲を前にかしこまってしまうのは良くないだろう?というような内容だったのですが、それはもう激しく親近感が湧きました。 彼も人なり我も人なり ですね笑


〜つづく〜 雑談からの余談て(苦笑)


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