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創業5周年、one visaに顧問就任のお知らせ 「行政書士 志水晋介先生インタビュー」

2020年10月より提供を開始した新サービス「one visa for 行政書士」。
外国籍人材のビザにまつわる業務(以下、入管業務)を支える士業、行政書士の先生方の業務をスマートにするべく立ち上がったone visaの取り組みですが、このサービスを改善しながらも入管業務のあり方自体を一緒に考えていきたい。そんな想いがありました。
そこでこの度、17年間行政書士試験の塾講師も務め、自身も特定行政書士として活躍する志水晋介先生がone visaの顧問として就任しましたことを発表します。このnoteでは、どんな経緯で顧問になっていただいたのか、これからなにが起きるのか...one visaのジャファーがお聞きします。

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ー今回、one visaの顧問に就任した決めては何だったのでしょうか。

今年に入ってから知人の紹介でone visaという会社に出会いましたが、知れば知るほどいいことをやろうとしているなと思って、自分が何か手助けできるといいなと思ったんです。
「one visa for 行政書士」はまだまだ始まったばかりのサービスですが、煩雑な入管業務に関わる行政書士、外国籍の方、企業の三者にとって役立つものだなと思いました。個人的には書類作成よりも人と話すことが好きだから、システムを使うことによってその時間が優先できるのがいいと感じました。
どうしても送られてきた情報のコピペだと間違うこともあるので、そのあたりの書類作成や、顧客管理、事件簿※を一括にまとめられる、集めた情報は最新に保つことで時短できるのが助かります。
逆に、クライアントから聞いたお話をきちんと論理立てて、ストーリーとして理由書※にまとめる作業は腕の見せ所だと思っているので、私のようにそちらに時間を使いたい行政書士の方もきっと多いと思うんですよね。
他にも、士業はなにより人との信頼関係を構築することが要になるのですが、そういった関係各所とのコミュニケーションのための時間に充てたい方も多いのではと予想しています。

※事件簿:行政書士が作成する、受任した業務に関する帳簿。一定期間保存する義務がある。
理由書:外国籍の方自身が「なぜ申請する在留資格が必要なのか」また「自分が在留資格に適している理由」などを示して、提出書類だけでは分からない部分を補うための書類。

ーone visaとの顧問契約を通じて、実現したいことはありますか。

まずは株式会社としてうまくいってほしいし、初めてのフィールドでいろんな疑問、困難がある場合には自分がサポートしていきたいです。
今はどの産業もDXしていますよね。行政書士の仕事も例に漏れず、効率化していくはずです。
one visaと共に実現したいのは2点、先ほどお話したようなサービスを通じた業務自体の効率化と、政策提言などを通じた入管業務自体の変革です。
例えば出入国在留管理局は全国にありますが、大阪と東京で、あるいは審査官によって、異なる判断がなされていると思われる事例もあります。また申請業務の仕組みも、相変わらず紙を起点とした仕組みで進もうとしていますが、それではいつまでも効率化が進みません。
そこで新たな仕組み作りをしていきたいところですが、どうしても、この課題に関わる「行政書士・国」のみで仕組みをつくると、偏ったものになりがちです。
そこで、あえてプレイヤーではないone visaという民間企業の視点が入っていくことで、偏りのない柔軟性のある仕組みに進んでいける予感がしています。

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ー志水先生個人のことになるのですが、行政書士としての活動以外に伊藤塾の人気講師として活躍されていると聞きました。

もともと人に何かを教えることが好きで、学生時代からアルバイトで塾講師をやっていた流れで2000年より宅建士試験等の受験指導を開始しました。それから10年20年続けていくうちに、責任感が芽生えてきたこともあり、今は伊藤塾という法律を学びたい、士業の試験合格を目指す人のための塾にて講師を勤めています。でも実は何年も前から、自分の講義力に衰えを感じたら、そして若手の講師陣に安心してすべて任せられると思ったら引退もありだと思っているんですよね。

ー講師として過ごした20年を通して、最も志水先生の印象に残っていることは何でしょうか。

やっぱり生徒の合格報告や活躍している卒業生を見るのはうれしい瞬間ですね。OB・OG会で会ったときに大きく成長している姿を見ると感慨深いです。
昔は全く異業種にいた中で入塾してきたある生徒のことは忘れられません。実は事故にあって高次脳機能障害になっている状態でした。行政書士としての学習以前にいろいろなことを覚えるのが困難な日々でしたが、引きこもるわけでもなく、時間をかけて勉強して、前向きに粘った結果合格できたんです。
今は福岡で開業しており、事業の傍で自分の体験を話す活動をしているのですが、他の生徒の光のような存在として彼には特別な想いがあります。
何百人という生徒をみてきて個人的に思うことは、何度悔しい思いをしても諦めない生徒、この分野でうまくいく生徒はどういう人が多いかというと、過去に自分が法律の面で困った、助けられた経験や個人的な思い入れがある人だったりします。

ー今後、個人的に挑戦していきたいことはありますか。

行政裁量のデジタル化に尽力したいです。そのために勉強を兼ねて行政法の研究、ロジックのつながりを知るのが最近は楽しいです。
もし講師を引退した場合は、自分の事務所のほうに力をいれていきたいと思っています。講師業を辞めたうえで事務所が儲からなかったら生徒に申し訳が立たないので、頑張れば花咲くバラ色の士業人生を自分が体現したいです。

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行政書士志水法務事務所代表 特定行政書士 志水晋介
東京都行政書士会 特定行政書士特別委員会委員
伊藤塾行政書士試験科 主任講師
桐蔭横浜大学 非常勤講師

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