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僕とMOTHER2 - その5

詰まることなく、ゲームは順調に進んでいった。
スリークで謎の女性に囚われ、地下牢で2人目の友達、ジェフと合流する。
彼はIQが高く、夜なべして壊れたグッズを直し、冒険に役立ててくれる。
そしてメガネで金髪おかっぱである。

そしてすぐにMOTHERシリーズのマスコット的キャラクター、
「どせいさん」と出会うことになる。

肌色二足歩行、大きい鼻にひげ、赤いリボンといったいで立ちで、
宇宙人のようだった。

ハエが集めた蜜を好むゲップー、3が大好きなモグラ、
デパートの怪人、油断しているロボ。
色んな敵が行く手を阻み、倒していった。

その4でも述べたが、敵も味方もそうでないキャラも印象に残る。
そんなキャラたちに魅了されながら物語は進んだ。

海を渡り、サマーズというリゾート。
最後の友達、プーと仲間になるため町を散策する。

博物館でおまるを見学し、ストイッククラブで石を見ながら水を飲む。
マジックと名の付くおかしを食べて、プーのいるランマへトリップ。

ランマの王子であるプーは最後の修行を迎えていた。
ムの修行である。
モブによる邪魔を無視し、先祖に腕をもがれ、足をもがれ、耐え抜いて、耐え抜いて、耐え抜いて修行は終わる。

PSIを獲得しネスの元へ馳せ参じるプー。
一国の王子なのにネスの下僕になると発言するプー。
プーは肉弾戦、PSI戦ともにバランスの取れたキャラクター。
補助系のネスに比べると主人公っぽいステータスをしているが、
ほぼほぼ装備できる武器が無いのが特徴。
王者シリーズ以外だとステータスを大幅に下げてしまう。
そんなプーを加え、4人が揃うことになった。

また海を渡り砂漠へ魔境へ地下世界へと進んでいく。

全てのボスを倒し、音の石のメロディーが完成すると、
ネスは自分と戦うべく、マジカントへ行くことになる。

自分に打ち勝ち、現実に戻るネス。

ラスボスギーグを倒すため、過去の最低国へ向かう。
人間の体を捨てて。

ロボットになった4人は白い世界を進む。
アンドーナツ博士とどせいさんの科学力が集結して完成したスペーストンネル。
現代から過去へ進み、もう戻ることはできない。

ここまでくると元の世界を散策することはできない。
最低国でセーブするとこの罠にハマる。
嘆いたプレイヤーも多いのではないだろうか。

そこら辺で出てくる敵も強敵。
シンボルエンカウントのマザー2は敵の位置がわかる。
なるべく当たらないにして進んでいくと、崖にできた隙間のような洞窟にたどり着いた。
中に入ると、、、

そこは動物の腸のようなパイプがひしめき合う洞窟。
中に敵はおらず、奥まで進むとギーグがいる。

何かおぞましい形をして、もはやなんだかわからない。
宇宙人と聞いていたので、スターマンみたいなやつだと勝手に思い込んでいた。
目玉のようなものにネスの顔が映し出され、
その横にはあいつがいた。

ポーキーだ。

ネスの家の横に住むポーキー。
よくわからない機械に乗り、人間の姿を保っていた。
ラストバトルの始まりである。

ラスボスだけあって形態が存在する。
機械状のギーグとポーキーを物理攻撃で撃破すると、
画面いっぱいに現れる赤と黄色と黒の何か。
オープニングで似た配色がここで現れた。形態が進むと攻撃が通用しなくなる。

これがこのゲームの初見殺しとも言えるポイント。
まさかのラスボスでぶっこんでくるというものであった。
いつの間にか、ポーラに「祈る」というコマンドが現れる。

祈った。
とりあえず祈った。

祈るとこれまでの旅で出会った人々に祈りが届く。
なんだかわからない予感のようなものを感じて、
皆がネスたちのことを祈ってくれるのだ。

祈りによってギーグはダメージを受け始め、倒すことができる。

世界は救われた。


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