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明るく楽しく元気な沖縄県社会をスポーツを通して創りましょう

 理事 玉城研太朗

 皆様こんにちは。玉城研太朗です。わたしは強烈なOkinawan Identityを有し、沖縄県が経済も産業も医療も福祉も、もちろん伝統芸能やここに住まう人も、あらゆる部分で世界一素晴らしい、かつてJAPAN as No1といわれていた時代もありましたが、Okinawa As No1であったらいいなあと常々思うところです。スポーツ産業においても医療や医科学においても“夢”を描き、日本のあるいは世界の他の地域と同じようなOne of themではなくて、Only oneのOkinawa As No1のProjectが出来たらうれしい限りでございます。
 いよいよ来週はNAHAマラソンですね。2019年以来の開催で、わたしもつい出来心で出場することにしました。もともと走るのが得意ではないわたくしなのですが、先週右足を負傷してしまい、「ホントに42.195km走れるのか???」と不安だらけですが、どすどすと南部路を楽しみたいと思います。わたしの医師の友人のH先生は一昨日長崎県の橘湾岸ウルトラマラソン273kmを走破してばかりで、傷の癒えない中東京から那覇にお越し頂いて一緒にマラソンを楽しみますが、H先生の様な変態ランナー(変態という言葉は彼らにとっては誉め言葉のようですが。。。)にとっては42.195kmは短距離走のようなものなのでしょうね。
 さて沖縄県で開催されるマラソン大会、ホノルルマラソンのように世界中から沖縄県にお越し頂き、多くの皆様に楽しんで頂けるようなそんな大会に発展したらいいなあと思うところです。果たしてどのようにしたら世界中の皆様にNAHAマラソンにお越し頂けますでしょうか。まずはそもそも県外の方、国外の方がNAHAマラソンのことを良く知らない、あるいは聞いたこともない方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。NAHAマラソンの魅力を大会直前だけではなくて、365日常日頃から世界に発信をしていくことが重要かなあと思っています。またマラソンだけですとなかなか集客が難しい。せっかく沖縄県にいらっしゃるのであれば、特に世界中の皆様には折角ですので沖縄観光も一緒に楽しんで頂くけるようなパッケージ戦略が必要でしょう。あとは世界各地への売り込みですね。アジア諸国、欧米諸国に12月はNAHAマラソン参加と一緒に沖縄県への観光ツアーなども売り出しても良いかもしれません。NAHAマラソンの時期は沖縄観光も閑散期だと思いますので、観光×NAHAマラソンのパッケージ戦略はわたくし的には魅力的だなあと思うところです。

NAHAマラソン

 医療・医科学研究×スポーツ産業について考えてみたいと思います。沖縄県はかつて長寿世界一の島ととして有名でした。しかしながらライフスタイルの変遷に伴い、欧米型の食生活と極度の運動不足により長寿が危うく、働き盛り世代の健康診断の要精密検査の割合も11年連続全国ワーストとなっています。沖縄県民こそご自身の健康を見直し生活改善をしていかないといけないと思っています。食生活の改善と“からだを動かすこと”を医療界としてもしっかりと取り組んでいきたいところですが、さて県民に運動しましょうと杓子定規日お話をしても、運動自体が修行僧の修行のように感じてしまう方も少なくないはず。私も日常診療の中で、「是非運動しましょうねー」と運動勧奨を行っていますが、沖縄県民気質といいますか、「だからねー( ´∀` )」と笑いながら軽―く交わされてしまうことがしばしばです。「空気もカロリーが高いのかねえ?何も食べてないけど太るさあ!」大抵は10時チャーからお菓子をぼりぼりむさぼり、最低限の活動範囲で無駄な動きを極力そぎ落とし、多くの時間をでーんと茶の間に鎮座している(と、推察されます)。こういった方々も含めて“スポーツ”の場に引っ張ってこないといけないといけないと考えています。さてさてどうしたらこのような方々をスポーツの場に引っ張り込んでこれますでしょうか。皆様が楽しいと思えるようなスポーツの場を創ること。行政も巻き込んで、誰もが体を動かしたくなるような健康都市を創ってみたいなあと思うところです。そして、このProjectに対するclinical outcomeをアカデミアと一緒にしっかりと研究して、世界における先行好事例となれば、沖縄発の新しい学問・研究として発展が期待されます。そしてここから新たなスポーツ産業も創出できるのではないかなあと思うところです。
 スポーツを通して「明るく楽しく元気な沖縄県社会」を是非とも皆様と一緒に創って参りましょう。