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分身ロボットOriHimeとの出会い & エバンジェリスト活動はじめます


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私が分身ロボットOriHimeに出会ったのは、10年前。

平成23年6月18日に、息子の通う小学校の科学クラブに“精巧ロボットおりひめ“と吉藤先生がやってきた。そして、このロボットこそがOriHimeだった。

今夏、オリィ研究所代表の吉藤氏がアップしたnoteには、2010年7月7日にOriHimeと命名したとの記載があり、様々な人に利用されて愛されてきたこの10年間の軌跡についても感慨深く読まさせて頂いた。

そして、私とOriHimeとの出会いもちょうど10年になること、そして、その節目の年を迎えて、今年からオリィ研究所公認「分身ロボットOriHimeエバンジェリスト」としての活動をスタートさせることになったので、私がOrihHime に託した想いなどnoteに書いてみたので、少しだけお時間を頂ければと思う。


実は、上記写真の科学クラブは父と息子で参加しており、私は参加していなかった。息子から手渡された写真をみて興味を持ち、その週末にたまたまあった市のイベントに吉藤氏とロボットが来るというので、再度息子と出掛けたのが最初の出会いである。

先の吉藤氏のnoteにも平成23年、すなわち2010年6月22日に分身ロボットOriHimeの初号機が完成したとあったが、私が最初に見たOriHimeはきっと生まれたてのロボットだったのだと思う。


最初の出会い・・・

吉藤氏のプレゼンを聴いたことがある方はおわかりかと思うが、あの特徴ある黒い白衣含めとても印象に強く残るタイプである。しかしながら、私の出会いの時の記憶をたどると、吉藤氏のイメージは全く私の中に残っておらず(吉藤さん、ごめんなさい。。。)、このOriHimeだけが強烈な印象として残っている。

この分身ロボットOriHimeを初めて見た時、

『人と人がつながるコミュニケーションスタイルが変わる!』

そう強烈に感じたのを昨日のことのように思い出す。


それと同時に、この小さい白いロボットから私が得た強いインスピレーションは、なんとあの古めかしい黒電話であった。

しかし、それはとても“温かみのある黒電話“であった。

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10年を経た今、その時の私のインスピレーションが間違いではなかったと感じる。


出会った直後、自らの育児と仕事の両立における在宅勤務、テレワークでの孤独感を起点として、OriHimeを活用したテレワークを創発。ずっと心の内に秘め構想を温めてきた。

そして、5年前に満を辞して、育児や介護、病気やハンディキャップがあっても誰もが働きがいを感じる世界を作るため、OriHimeに託した思いの丈をぶつけて、ベンチャーコラボプロジェクトを立ち上げた。


分身ロボットOriHimeを世に出すと決めたその日から、多くの仲間と共に真摯に向き合ってがむしゃらに走り続けてこれたことは、実は奇跡に近いくらいのことであったのかもしれないと思う。

最近では在宅勤務だけでなく、受付や分身ロボットカフェなどの様々な取り組みが加速し多くの人がこのロボットで新しい働き方を実践できているという事実は、多くの人がOriHimeに想いを重ねつなげてきた結果であり、我々の歩みを止めずにこられたのもその人たちの想いに何度も助けられたからこそだと思う。本当に感謝しかない。

そして、人と人をつなぐ本質を実感できるコミュニケーションツールとなるよう心を込めてOriHimeを育てることに関われたことは、一人の技術者としても人としてもとても幸せだなと思う。(そう、過去形ではなく現在進行形であるのだが・・・)


その一方で、よく言われることがある。「いいね。楽しそうで!」……しかし、我々は技術が楽しいからやっているのではない。

オリィ研究所の吉藤氏、結城氏、椎葉氏と議論を重ね、技術者魂かけてトライ&エラーを加速・回転させてOriHimeにブラッシュアップをかけてきた後半の5年間、決して順風満帆ではなかったし、苦しいことの方が確実に多かったから…。


技術はちっぽけである。使ってもらえなければそれはただの技術者の自己満足でしかない。必要としている人に届けて初めて価値が生まれる。

そして、凄まじいくらいの多くの技術が秒速で生まれても、日の目を見ずに過去のものになっていく時代において、時に世に絶対出さなければならない技術というものがある。

10年生き続けたロボットは稀だというのは、そういうことだと思う!

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100年以上の歴史を持つ黒電話も、10年の歴史を持つ白い分身ロボットOriHimeもあくまで手段でしかない。吉藤氏も「ロボットを創りたいわけではない、手段としてロボットを利用しているだけだ」と良くいうが、私も強くそう思う。

コミュニケーションの本質、それは人と人がつながり、心通わせることだからだ。そして、人の喜怒哀楽の心に寄り添うことができるのは人だけだと思うから、どんなに離れていてもそこにコミュニケーションがある限り、また人は次の一歩を踏み出せることができると思っている。


だから、もっと、もっとOriHimeを知って欲しい。必要とされている人のところに届けたい。使って欲しい。一度使えばその意味がわかるのだから。。。

今まで私は技術者だから表に出ることはしたくなかったし、今でもその想いはある。それでも、OriHimeを使ったことのある人が笑顔になるのを知っているから、それを言葉で伝えないといけないと思った。どんなにつたない文章でも、どんなにヘタなプレゼンでも、である!


さあ、10年の節目を迎えて、新たなるスタートをきる・・・

分身ロボットOriHime エバンジェリスト(オリィ研究所公認)

活動始めます。







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