山、3連発。
*サムネイルの写真はイメージです
ここに綴られているのは2014年5月〜7月に経験した、皆川暢二のアメリカ自転車8000kmの物語です。
2014年5月15日アメリカ自転車旅 15日目
朝7時、小鳥の泣く声で目が覚め、カラスうるさ!!
今日の目覚まし時計はカラス。
奈良公園のシカに別れを告げて、朝9時に出発!
一日一日が早い。一日も無駄にできない。
今日も自分のモチベーションを強引に引き上げ、気合という世の中で一番曖昧なものを頼りに突き進む。
バファリンみたいなものだ。
そして本日は怒涛の山ラッシュ。。。
山、一発目。
いっつも超えているから、このくらいなんてことない。
でもこの山はしんどかったな。登りで約1時間30分かかってる。
でも超えてやったぞ。
一難去って、また一難。
山、二発目。
これくらいしんどくないと面白くないよなと自分を言葉で騙しながら、完全に強がりで進む。
この時点で足ガクブル。
登り約1時間。
乗り越えた。。
二度あることは三度ある。
三発目。
足に全く力が入らない。感情が麻痺しつつある。
もはや、心頭滅却の境地を会得しそうになる。
登り約1時間。
足を捨てても宜しいでしょうか?
乗り越えた。。。
失礼を承知で言わせて頂きますが、このルート作った先代の道路業者の方々全員呼んでこい!!!
ってなります。
すげぇー道を作ったもんだよ、パイセン達。
ただ、この山を乗り越えてちょっと強くなったと思っている自分がいる。
そしてそんな自分を俯瞰して見て、悦に入ってやがるなと思ってる自分もいる。
誰かにやれと言われた訳でもないし、お金が入る訳でもない。
ただこういう感覚って周囲の誰にも侵害できない、自分で見つけた生きることの根本的な楽しさだと思っている。
この楽しさって死ぬまで忘れたくないよな。
そしてなにより、こういう時のビールは格別。
飲んだ瞬間ぶっ倒れそうになる。
今日は疲れすぎて、写真も一枚もとれなかった。
これから山、何百個だって超えたるわ。
更なる山へ。
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