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今月の本紹介まとめ 2024年3月

・コロナと潜水服 奥田英朗
過去と今を繋ぐ彩り豊かな5編の作品から成り立つ短編集。 何でこの題名なのだろうとずっと思っていました

一見心霊ぽい要素もある作品で、最初は少々不気味に感じましたが、とても人情味があり温かみのある作品ばかりでした

・君たちはどう生きるか 吉野源三郎
生きる上で必要なことは社会科学的認識とは何かを問題として考えるということだった。著者はコペルくんを通してこれを伝えようとした。

章末に必ず綴られている叔父さんの手紙、大昔に書かれたことなのに、とても現代でも通じる部分でした。

・ボトルネック 米澤穂信 
東尋坊から飛び降りたはずの男。しかし、見慣れた金沢の街にいた。しかも無傷の状態で。「ぼくは生まれなかった人間なのか」その謎を解き明かす。

不思議な作品でした。時空を超えてどこかに飛ばされたのでしょうか…。とても謎の多い作品です。

・夜に星を放つ 窪美澄
かけがえのない人を失った者たちが、新たな出会いを心を通い合わせることができるのかを描いた短編集。

自分のすぐ隣にいる人を失ったとき、いなくなったとき、人間は意外にも脆く傷つくことを感じました。人付き合いの尊さを感じることができます。

・ナミヤ雑貨店の奇蹟 東野圭吾
悪事を働いた3人が忍び込んだ家。そこには謎の手紙が。3人は店主に代わり返事を書くが…。ナミヤ雑貨店は再び奇跡を起こせるのか。

時空のねじれで普通は人助けとは無縁の人たちが書いたものが、その人の人生を変える、とても興味深いです。

ひとことメモ
今月もご覧いただきありがとうございました。
時間があったのでたくさん読めました。
気になる作品もいくつか手に入れることができました。
来月10日は本屋大賞発表ですね。
発表されたら、ここでも紹介できたらと思います。
来月もよろしくお願いします。

📚このアカウントでは本について紹介しております。「読書したいけど何読んでいいかわからなーい!」と思ったら、参考にしてみてくださいね!!


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