見出し画像

親子で愛犬文化を育みながら、素敵な自由研究にしませんか?

このnoteではOne for Dogのオンラインサロン「愛犬文化村」に毎日投稿している記事の中から比較的刺激が弱いと思われるトピックを選び辛味成分を調整した上でご紹介しています。サロンメンバーさんにおかれましてはマンゴラッシー感覚でお楽しみください。

現在152名のサロンメンバーさんが参加しています

早速ですが本題です。

前回のnoteでは、小学生に向けた教育支援として、動物愛護をテーマにした自由研究をお手伝いするというイベントを発表させていただきました。

こちらのイベント、一見すると殺処分や保護活動に関する内容を話し合うかのようなタイトルですが、記事の文末では「教育による動物愛護」として締めくくっています。

そこで今回は、なぜ教育と動物愛護を掛け合わせたのかについて掘り下げてみたいと思います。

船底に空いた大きな穴


僕の周りでは、たくさんの犬界人が日々ボランティア活動に励んでいます。

  • 廃業を余儀なくされたブリーダー

  • 過度な多頭飼いにより飼育放棄せざるを得なくなった愛犬家

  • 問題行動が原因で保健所へ持ち込むこととなった飼い主

様々な理由によって煽りを受けた犬たちが今日も犠牲になっています。
その責任は人間都合によるものと、身代わりとなって献身的な保護活動を続けているのが彼ら彼女らです。

その行動はとてつもなく尊く、僕なんかには足元にも及ばない苦労に頭が下がる一方です。

しかし、絶え間ない努力にも関わらず、湯水の如く溢れ出すのは保護犬たち。
まるで、船底に穴でも空いているかのような状態です。

救っても救っても、助けなければいけない命の列は続きます。
現場は疲弊し、小さな命を繋ぐことだけで精一杯。

だからこそ、誰かが穴を塞がなければいけないんだと思います。
溢れ出す不幸をせき止めることもまた、保護活動の一環だと思うんです。

命を受け取る準備はあるか


犬を虐待したくて犬を飼う人はいません
犬を捨てたくて犬を飼う人もいません

業者だって同じはず

皆、かけがえのない命を大切にしながら、素敵なドッグライフを夢見て迎えたはずなんです。

それがいつしか、"こんなはずじゃなかった"という感情が芽生え、子犬の成長と共に積もり積もって、挙句の果てには存在自体が悪となってしまう…

「動画で見た子はこんなんじゃなかったのに」
「ペットショップでは一番大人しかったのに」
「前に飼っていた犬はもっとおりこうだったのに」

果たしてそれは、"子犬ガチャ"なんかであったのだろうか…
命のバトンを受け取った側の育て方に原因はなかったのだろうか…

人間社会の複雑なルールやマナーを、仔犬自らが自発的に学びきるのは不可能です。
飼い主が言う"犬のせい"は、人間社会(犬社会でいうところの非常識な価値観)で上手くやれなかったからにほかなりません。

それであれば、まずは僕たちがきちんと犬のことを理解し、知識を持って迎え入れることこそが、動物愛護の根幹なのではないかと考えています。

そうして愛犬文化が成熟すれば、自ずと市場は淘汰され、準備が整った人だけに必要な命が手渡されると信じています。

子供たちに伝えられるべきことは何か


ワークショップでは子供たちの意見だけでなく、One for Dog自身が実際に取り組んでいる活動も紹介するつもりです。

[ペットショップへ行く前に]家族会議をしよう
先輩飼い主さんが抱えている悩みのほとんどが仔犬を迎え入れる前に解決できたことを知っていますか? ペットショップへ仔犬を見に行くその前に新しい家族のことをきちんと話しておきましょう。

[生後2~3ヶ月]サロンデビューをしよう
仔犬の時期はさほど気にならないのですが成犬以上に高い頻度でトリミングをする必要があります。 なぜならそもそもが不慣れだからです。パピーの頃からたくさん経験を積ませてあげることでお手入れを好きになってもらいましょう。

[生後4ヶ月〜]ルールとマナーを教えよう
“慣れ”を自ら学習できるのは社会化期(生後8〜14週)までです。その後は飼い主さんが人間社会のルールとマナーを教えてあげましょう。言葉を理解できない愛犬に早いうちから共通言語を教えてあげるのも飼い主さんの役目なんですよ。

[生後1才〜]ドッグライフを楽しもう
愛犬とコミュニケーションが取れるようになったら何をしたいですか?犬見知りも人見知りも場所見知りも物見知りもない愛犬には素敵な未来が待っています。愛犬と一緒にたくさん思い出を作りましょう。

[生後2才〜]もしもの時の準備をしよう
ペットブームによりトリミングサロンの予約が取れなくなってしまう飼い主さんが増えています。また高齢を理由に利用を断られるケースさえあります。万が一に備えて愛犬の正しいお手入れ方法を学んでおきましょう。

これはあくまで僕の中での最適解。
子供たちにはその上で、各々が感じ取った想いを自由研究に活かしてほしいと思っています。

満員御礼!お席の数を増やしました


おかげさまで今回のイベントは、発表と同時に満席となる反響をいただいております!
当日は小学1年生〜6年生まで、兄弟姉妹などたくさんの親子連れが参加される予定です。

そこで急遽お席を増やし、若干数の受け入れを可能にしました。
この機会に親子で素晴らしい夏の思い出を作りましょう!

動物愛護を学ぼう!
小学生のための自由研究ワークショップ


チラシは無印良品 東武動物公園駅前でもお配りしています

今年の自由研究は、動物愛護にしてみませんか?
専門家と一緒に命の大切さを学びながら、愛犬文化を育む素敵な自由研究を考えましょう。具体的な活動や先進国の取り組みを参考にしながら、日本の現状と課題を話し合い解決策を見つけていきます。この機会に親子で素晴らしい夏の思い出を作りましょう!

保護者の方へ
今回は「不幸な命を救う動物愛護」ではなく「知識をもって命を迎える動物愛護」という視点で 問題解決を探っていきます。どうしたら「こんなはずじゃなかった」を防げるのか一緒に考えましょう。 前向きなテーマを扱いますので低学年から高学年まで安心してご参加ください。

日時 2023年8月19日(土) 11:00-12:00
場所 無印良品 東武動物公園駅前店 「Open MUJI 学び舎」
費用 無料
定員 12名 ※要予約
[講義]国際的な視点から動物愛護の大切さを学んでみよう!
[ワークショップ]自由研究のヒントを受けて自分の考えを発表しよう!

お申し込みはこちらから↓

【同時開催!】
仔犬を迎えるその前に、家族会議をしませんか?

先輩飼い主さんが抱えている悩みのほとんどが仔犬を迎え入れる前に解決できたことを知っていますか? ペットショップへ仔犬を見に行くその前に新しい家族のことをきちんと話しておきましょう。

第3回 これから犬を飼う人の相談会 @無印良品
■場所 無印良品 東武動物公園駅前店「Open MUJI 学び舎」
■日時  次回 2023年8月19日(土)13:00-15:00
■費用 無料(予約不要)
■内容 セミナー形式/個別相談による相談会(愛犬同伴不可)

詳細はこちら↓

無料オンラインサロン「愛犬文化村」

愛犬文化村では無理なメンバー間の交流などは必要とせず、基本的に毎日齋藤が更新する記事を読めるというありがた迷惑なサロンです。あくまで One for Dog に何らかのご縁がある方が対象なので、告知をしておいて誰でもご参加いただけないというツンデレサロンですが、One for Dog の活動を応援していただけるという方は是非一度覗いてみてください!

【今週のサロン記事】
・2023年7月30日(日)note更新のお知らせ
・2023年7月31日(月)夏季休業
・2023年8月1日(火)夏季休業
・2023年8月2日(水)夏季休業
・2023年8月3日(木)夏季休業
・2023年8月4日(金)夏季休業
・2023年8月5日(土)イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル

オンラインサロンでは過去記事もご覧いただけます

日本の愛犬家に、正しい知識と必要な技術を

One for Dogではこれから犬を飼う人の相談会をはじめ、子犬のサロンデビューを応援するはじめてトリミング、飼い主さんと一緒に学べるしつけ教室やお手入れ教室など愛犬の成長に寄り添ったドッグライフプランを提供しています。他にも教育機関や公共施設での講演会やドッグイベントなど、より良い愛犬文化の創出に取り組んでいます。

電子書籍でドッグサロン経営に関するビジネス書を発売しました

One for Dogのサービス設計、コミュニティ運営やブランディングなど、従来のドッグサロンとは異なるビジネスモデルの裏側を包み隠さずお話しています。購入特典として業界関係者だけのオンラインコミュニティ「愛犬文化Labo」への招待リンク付きです。

ワクチン未接種の子犬だけを対象としたサロンデビュー参観を行っています

実際にトリマーが行なうグルーミングを間近で見学しながら、お手入れのことやサロンの選び方などトリミングに関する基礎知識を学ぶことができます。毎回一組限定の完全貸切制なので、はじめて愛犬を迎え入れるという新米飼い主さんにオススメです。トリミングサロンがはじめてという愛犬をご家族みんなで知識を得ながら見守ってあげませんか?

講演会のご依頼はこちら

学校や企業様からのお声がけにより、犬と人に関わる様々な講演をさせて頂いております。犬を飼う前に知っておきたいことや楽しくためになるワークショップ、小学校でのPTAスクールや中学校での職業講話、従業員さまの福利厚生などお役に立てる機会がございましたらお気軽にお問い合わせください。

One for Dog のラジオ放送「One for Dog Radio」

One for Dogにご縁のある皆さまへ音声メディアを通して犬に関わる様々な情報を放送しています。ライブ配信では「これから犬を飼う人の相談会」も収録しています。愛犬とのお散歩タイムにでもお耳を拝借できたら幸いです。

愛犬が嫌がらないブラッシングの方法を無料で公開中!

「ウチの子はブラッシング嫌いで…」「お顔を上手く洗わせてくれなくて…」
愛犬がお手入れを嫌がる理由のほとんどは自己流になってしまったやり方にあります。大切な愛犬のためにも今のうちから学んでおくことでいざというときの助けにもなります。この機会に正しいお手入れの方法を学んでみませんか?

ネットショップ「One for Dog BASE店」もオススメです

お手入れ教室に通いたいけど時間がないという方や、そもそも通える距離にないという飼い主さんに向けた「愛犬のお手入れをオンラインで学べる講習会」や、仔犬のうちからきちんと犬のことを理解してあげたいという飼い主さんに向けた「愛犬のしつけがオンラインで学べる講習会」、「プードルのことだけ学ぶ講習会」といったアーカイブ動画を販売しています。加えて、愛犬のお手入れを本格的にはじめようという飼い主さんに必要な道具一式をプロが見繕い、使い方動画をセットにした「はじめてのお手入れパック」やオススメコンテンツをセットにした「新米飼い主さん応援パック」の販売もはじめました。最近では、プロトリマーが実際のモデル犬でお手入れのやり方を実演する「お手本動画」など多数商品を取り揃えています。ご興味のある方は一度覗いてみてください。

ということで、今回はこの辺で。
それでは皆さま素敵なドッグライフをお過ごしください。
One for Dog 齋藤でした!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?