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ブランディングがあなたにもたらす「解放」と「喜び」(顧客編) 〜読者さんからのお便りコーナー〜

こんにちは。
8millionsの阿部です。

前回、トークライブのお知らせと、それに伴って頂いたご質問に対する回答をざっくりとお伝えしました。

今回は前回の続き。

より具体的な回答をお伝えします。


ストレスと、喜びと。

「ブランディングって、どうして必要なんでしょう?」

「どんないいことがあるんでしょう?」

という問いに対して僕は前回


 1.顧客側におけるストレス軽減と喜びの向上

 2.販売側におけるストレス軽減と喜びの向上


と回答しました。


では、どんなストレスを軽減させられるのか?

どんな喜びを向上させられるのか?

少し具体的にお話しましょう。


1.顧客側におけるストレス軽減

「顧客側のストレス」

色々ありますが、わかりやすい例を挙げるならば

「選択のストレス」

というものがあります。


あなたも僕も、日常の様々なところで様々な選択をしています。

何を見るか(見ないか)
何を聞くか(聞かないか)
何を食べるか(食べないか)
何を着るか(着ないか)
何をするか(しないか)
誰と会うか(会わないか)
何を買うか(買わないか)
何を捨てるか(捨てないか)

・・・

数多くの選択をしているはずです。

そして何かを選択するということは、そのための「選択肢」つまり「情報」と接しているはずです。

そこで問題となるのはその「情報の量」です。


例えば2006年に、選択可能な情報量は1996年からの10年間で「530倍」にも増加しているという調査結果があります(総務省による”平成18年度情報流通センサス報告書”より)

それだけあなたも僕も、大量の情報に囲まれ、そしてその中から選択を迫られているということになる訳です。


そして情報量が多い中で選択を迫られると、人はどうなるかわかりますか?


「選択できなくなる」んですよ。


このことについて説明するには「選択の科学」で有名なシーナ・アイエンガー博士の実験が有名です。


ジャム売り場で明らかになったこと

あるスーパーでこのような実験が行われました。

A)6種類のジャムを並べた売り場

B)24種類のジャムを並べた売り場

どちらの売上が高かったと思われますか?


この流れですので、答えはもうお分かりかと思いますがw

A(6種類)の方がB(24種類)の約10倍の売上

だったそうです。


この実験で言われているように、私たちは

選択肢が多すぎると選択できなくなる

という特徴、ある種のジレンマを抱えています。


お待たせしました。

ここでブランディングの出番ですw


ブランディングによって、たくさんの情報の中からお客様はある種「自動的に」商品やサービスを選択する(もしくは選択しない)

それはすなわち、お客様の選択の時間や労力という「ストレス」を軽減させているということを意味するんです。

あなたにもそういう時がありませんか?

お店で特に何も考えずに何かの商品を手に取ってしまった(もしくは手に取らない)ということが。

ブランディングによって、そういう「無意識に選択する(選ぶ/選ばない)」ことを実現させることができる訳です。


あれ?これって?

ここまで読んでくださったあなたはちょっと不思議に思われたかもしれません。

そうです。ここまでのお話は

「顧客側におけるストレス軽減」のお話です。

「顧客側における喜びの向上」のお話ではありません。

もちろん「ストレスの軽減」も喜びにつながる一つの要素と言えますが、

「ブランディングが顧客に与える喜び」

というものは、もっと別の、いわばもっと直接的なものです。

ただ、この話を始めると・・・例によって誰も読んでくれなくなりそう(長くなるので)なのでw、改めてお話させてください。


ちょうど区切りもいいので、今日はここまでにしておきましょうか。

次回をお楽しみに。


ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございました。


8millions 阿部 龍太

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