川原宇央(Takao Kawahara)/作業療法士の起業日記

起業を志す作業療法士。日々の思考や勉強した情報、仲間と話し合ったことなど幅広く日記のよ…

川原宇央(Takao Kawahara)/作業療法士の起業日記

起業を志す作業療法士。日々の思考や勉強した情報、仲間と話し合ったことなど幅広く日記のようにまとめていきます。 大学院修士課程修了/病院勤務/論文執筆/学会発表

最近の記事

クリエイターとお仕事させていただきました!

 まずは大変久しぶりの投稿になってしまい、自分はなんて怠け者だと落胆する次第であります。  まあ、もともとガッツリノートを毎日更新しようなどとは考えてはいなかったので自分を許します!  さて、本日は企業とは直接関係ないのですが「クリエイター」の方とお仕事?(趣味?笑)をさせていただき、初めて触れる文化を感じたので書いておこうと思った次第であります。  トップの画像を見た方はなんとなくその“クリエイター”が何者か少し想像ができているかもしれません。そう、動画クリエイターです

    • 【お知らせ】ルックスケア研究会発足

       本日は通常の投稿と異なり、お知らせ形式の投稿とさせていただきます。  作業療法研究に携わる身として大変光栄なことなのですが、この度発足されました”ルックスケア研究会”の理事に任命されました!  元々、私の修士研究のテーマが「がんサバイバーに対するルックスケア評価表の開発」というものでやらせていただいており、そのつながりから選んでいただけました。  簡単にルックスケア研究会の目的を紹介いたします。  本研究会は、化粧をはじめとした見た目のケア(=ルックスケア)を通して、対

      • 「接面」から考えるオフラインミーティングの速度

         近年オンライン会議アプリ”Zoom”をはじめとしたオンライン上での顔を突き合わせての会議が仕事の主流に置き換わりつつあるように思います。我々も現在企業に向けてのミーティングを重ねていますが、住んでいる場所の関係上どうしてもオンラインで話すことがほとんどです。  オンラインでの会議も今ではみんな慣れてきて違和感なく行えている方がほとんどなのではないでしょうか。しかし、初めの頃を思い浮かべてみてください。初めはスムーズにいかなかったのではないでしょうか?少なくとも私は初めは違和

        • 学術誌「作業療法」への投稿論文について~論文完成までの流れ~

           本日は私の起業以外の活動についての報告と広報をせていただきたいと思います。興味のない方は完全に無視していただいて結構です笑  まず簡単に私の経歴と行なっている活動について紹介いたします。  私、川原は大学院修士課程を卒業しており、それ以来作業療法に関する研究にも継続的に関わらせていただいています。  主な研究テーマとしては「がん患者に対する外見のケアについて」になります。  あれ?今回発表された論文とは全く違うじゃん?  その通りです。  今回発表された論文はなんと

        クリエイターとお仕事させていただきました!

          ONE PIECEルフィから学ぶ王の資質(組織の上に立つ人の理想)

           この記事を書くにあたってまず私自身が1番気をつけなければいけないことはONE PIECE談義に熱量を持っていかれないことです。何を隠そう私は大のONE PIECEファンであり生まれてからこの方ONE PIECEに育ててもらったと言っても過言ではないからです(←過言)。何はともあれ組織を作るにあたって上に立つ者がどういう人ならチームはまとまり、最大の力を発揮するのかは仕事をしている人の多くが関心を寄せる部分だと思います。今回は私の聖書とも言えるONE PIECEの内容を交えな

          ONE PIECEルフィから学ぶ王の資質(組織の上に立つ人の理想)

          非日常がもたらすものー作業×自然×人ー

           先日私的な用事でコテージにお邪魔しました。コテージは相方のお父さんが管理していて、庭周りもすごくきれいに整えていらっしゃいます。そこで庭周りの草むしりをお手伝いさせていただけることになり、少し前に農園プロジェクトをしたのを思い出したので今回はその話を交えながら感じたことを少しお話ししたいと思います。  まずは少し前に試みた農園プロジェクトについて。ある病院での話なのです。屋上庭園がある病院です。しかしその病院の屋上庭園はあまり手入れも行き届いておらずせっかくのスペースがま

          非日常がもたらすものー作業×自然×人ー

          ストーリーテリングー試しに自分語りしてみる②ー

           前回はストーリーテリングについて軽く触れ、作業療法分野でも用いられている手法であると説明しました。その上でこれは誠に自分本位ですが自分の今の価値観がどう形成されてきたのかを俯瞰的に見れると思い自分の“物語”について書かせていただきました。私の私的見解ですがこれは本当に有用で自分の“物語”を振り返ることですごく感傷的になれると共に、自分があの時何を考えてどう進んできたのかを時間軸を隔てて冷静に振り返ることができます。それにより自分のスキーマとなる思考を見直すことができました。

          ストーリーテリングー試しに自分語りしてみる②ー

          ストーリーテリング-試しに自分語りしてみる①-

           ”ストーリーテリング”  最近のビジネスマンであったらこの言葉を普通に知っているかもしれません。ビジネスの世界では10年ほど前からアメリカでマーケティングの手法として用いられはじめ、今やストーリーテラーと言われる役職ができるくらいに浸透してきているもののようです。  一方で作業療法の領域では作業的ストーリーテリングという概念がある。これは、対象者の作業(=意味のある生活行為)に関してセラピストが聞き、それを紡ぐことで対象者とその作業に関する価値観や意味を共有することを指して

          ストーリーテリング-試しに自分語りしてみる①-

          作業療法の発展に必要なこと-起業して保険外に出るだけじゃダメ-

           今まで起業を志したきっかけに触れる際に、医療保険・介護保険における支援の限界やその限界を感じるからこそ起業に舵を切ったことなどを書いてきました。  もちろんそれが一番良いと思ってやっているわけです。しかし、それが必ず”正しい”と問われると答えは”いいえ”です。私は必ず正しいことはこの世の中非常に少ないと思っています。例えば、進学でもそう。東大に行けば必ず将来が約束されるから他の大学に行くより正しいかと言われればそうではないと思います。その人その人にあった答えがあっていいと思

          作業療法の発展に必要なこと-起業して保険外に出るだけじゃダメ-

          今話題の”パーパス経営”自分のパーパスを考える

           ここまで数回noteにて発信させていただいており、毎回感じていたことですが、書き出しって難しい。(笑)  落語でも、枕(まくら)というものがありますよね。本題に入る前の雑談のような小話。これってすごく大事だと思っていて、枕の内容如何で本編の聞きやすさが全然違うと思うんです。本編とのつながりももちろんですし、さらにオチでうまく落とせるとすごく面白いし、純粋にすごいと思います。  noteでも同じです。書き出しで、最終的に伝えたいことへどう持っていくか、自分の目的である本題をう

          今話題の”パーパス経営”自分のパーパスを考える

          作業療法士起業家の描く地域マップ ーお金の流れを掴み、ポイントをずらせー

          本日は私たちが起業するに当たってまず実施しようと考えている、地域の高齢化問題に焦点を当てた新しい介護予防事業の構造に関して書いていこうと思います。未だ実施していないことなのであくまでも想像、想定の範囲を出ません。そしてこちらの事情であまり具体的にも書けませんがなんとなくイメージをお伝えできればと思います。 日本の高齢化と重大な財政問題  我が国では2019年(令和元年)時点で28.4%(内閣府-高齢社会白書)と世界的にも高齢化率の深刻な国となっています。そしてそれに伴っ

          作業療法士起業家の描く地域マップ ーお金の流れを掴み、ポイントをずらせー

          仲間紹介

           本日は先の記事からちょこちょこ登場している、一緒に起業しようと考えている仲間を少し紹介したいと思います。 林和洋(はやしかずひろ) まず一人目。林くんです。  林くんは私の大学時代からの友人の作業療法士です。林くんとは大学時代成り行きで一年ほどルームシェアをしたこともあります。そして起業を本気で考えるようになったきっかけの人でもあります。  大学時代なんとなく将来の話をしており、私が起業したいと彼を誘った時にはかなり前のめりに話にのってくれました。その時はお酒を飲みなが

          ″行動″の壁の壊し方 /「とにかく行動しろ」ってよく言われますが、簡単じゃないですよね。

          前回記事では人気YouTuberさんとのコラボ動画配信に関して、その過程をつらつらと書かせていただきました。ここでは、その経験をもとに感じたことをお伝え致します。 まず、起業や副業、またそれに準ずるなにかしらのことをやろうと思っている皆さん。そんな方々はおそらくたくさんの本を読み、たくさんの情報を集め、サブスクに登録し、勉強していることと思います。 そのなかで「とにかく行動するべし」「とりあえずやってみる」等といった行動を促す文言を目にしたことはないでしょうか?でも

          ″行動″の壁の壊し方 /「とにかく行動しろ」ってよく言われますが、簡単じゃないですよね。

          最初のターニングポイント/人気車椅子YouTuberさんとのコラボ動画作成

          起業をする、自身の商品・サービスを売るとなったときに最も大きな課題のひとつとして“広告をどうするか”ということが必ず議題に挙がると思います。ただ普通に大学へ行き、就職し、働いているだけの私はまだ何者でもありません。人は何者かになるために何かを成し遂げる必要があると考えます。どんな有名なスポーツ選手も、とてつもない偉業を成した偉人も、最初はただの子供で、私たちと同じようにその日の晩御飯に心踊らされ、出来かけのおかずに手をだしお母さんに怒られるなんて生活を送っていたかもしれませ

          最初のターニングポイント/人気車椅子YouTuberさんとのコラボ動画作成

          なぜ起業を考えたのか?作業療法の保険内での限界と保険外での可能性

           この話をするのにはまず、僕が知っている作業療法について説明する必要があります。知っているといっても、臨床経験は、まだまだ未熟ですので大学で学び、信じている作業療法と言い換えます。  作業療法を簡単に、それはもう一番シンプルに大枠で言ってしまうとそれはリハビリの仕事です。皆さんはリハビリの仕事と聞いてどのような格好を想像しますでしょうか?少なくとも高校生の川原君は「リハビリ=なんか体を良くする仕事?」という解釈でした。 先に結論からいきます。 僕が知っている作業療法とは”生

          なぜ起業を考えたのか?作業療法の保険内での限界と保険外での可能性

          メインメッセージ

           始まりは2年前、コロナウイルスが蔓延し、様々な場所でオンラインでの活動が主となっていました。そんな中で私も学生来の友人とオンラインでゆっくり話す機会がありました。 その友人とは学生のころ冗談半分、本気半分で「将来はふたりで起業しよう」と話していました。学生ながらに話す将来の話は凄く楽しかったことだけ記憶しています。 オンライン上で話すとなった時は特に起業についてなどは話すつもりではなく、ただただ久しぶりに話そうというものでしたが、自然と話は仕事の話になっていきました。そ