脳に負荷をかけ、記憶を定着させる勉強法
世には色々な暗記法が出回っているけれど、
個人的には「いかに脳に負荷をかけられるか」が勝負だと思っているというお話。
この一年間、基礎医学を、まぁ医学生なりにそれなりに勉強してきたわけです。
こういうと聞こえはいいかもしれないけれど、リアルはひたすらに暗記の連続。配られたレジュメを覚え、過去問を覚え、対策資料を覚え、そうすると試験に受かるというそんなシステム。
学問を習得する過程のファーストステップとして、まずは暗記が全てなのかもしれないけれど、とにもかくにも暗記暗記暗記の繰り返し。
「これって学問なの、、、?」と疑問を抱きつつも覚えなければ始まらない。
でもとりあえず覚えれば知識は増えるし、試験は通るわけで。
それに丸暗記というより、一度理解してしまえば自然と頭に入ってくるものも生物系は少なくないことも事実。
でも、どうしても一対一対応で、システムではなく丸暗記的に覚えなければいけないこともやっぱりたくさんあるわけで。
そんな時に、僕は「いかに脳に負荷をかけられるか」を以って勉強するわけです。
脳に負荷をかけるとは。
簡単に言えば、
・何も見ずに、その事柄に関する情報を全て人に説明する
・もう少しで答えがわかりそうな時は安易に答えを見ずに、頑張って粘って粘って、自力で思い出す努力をする
ってのが個人的な考えです。
周りには赤シートを使って暗記する人も多いけれど、個人的には向かなくて。なんでかって、その赤シートで隠れている部分だけを覚えるのは簡単なのに、いざ試験になってちょっと聞き方を変えられると、全然対応できなくなってしまうし、てんで思い出せない。
これはやっぱり脳に負荷をかけた暗記をしてないからかなーという感じ。
逆にまっさらな紙に、ゼロから自分が覚えるべき事項を全て書けるようになる(もしくは人に説明する)トレーニングは、すごく脳みそに負荷がかかる。頭がパンパンになるあの感覚。あれが効くんだよなぁ。。。
ものを覚える時にはやっぱり繰り返し、反復は大事。これは当たり前な話。
でも密度と反復は、きっと反比例的な関係がある気がしてます。
どういうことかというと。
きっと、一回の負荷を軽くする代わりに、何周もするというタイプの人もいて、そういう人はやっぱり赤シートとか向いてるんだろうなって思います。
逆に一回の負荷をちゃんとかけると一周するのは大変かもしれないけど、その分ちゃんと密度は高くなるから、そこまで何周もしなくてもある程度は覚えられる気がします。
どっちが好きかは個人の好み。
ちなみに僕の最近のやり方は、
・1周目はさらーっと全体を読む。この時は覚えようとしないで、これから暗記する内容への「抵抗感」みたいなものを減らすフェーズ。
・2周目でさっきの流し読みの状態で入っているわずかな知識を元に、色々思い出そうとしながらもがき苦しむフェーズ。
・3周目もやることは2周目と同じ。でも既にかなりに楽になっている。
・4周目で仕上げ。まだ覚えていないところを重点的に意識して覚える。
まぁ上の2つの考え方を混ぜた、ミックス型ってところでしょうか。
正直、もっと精度を上げるためにはこれを10周くらいまでやる必要があると思うけれど、そこまでの時間はいつもテスト前に残ってないので、まぁこれぐらいがリアルなところかなと。
名も無い医学生の暗記法なんて需要ないことはわかりながら、最近思っていた内容を整理するためのいわば備忘録。
もしもこれを読んでくれる人の助けになれば、それ以上に嬉しいことはないですね、、、!
ーーーーーーーーーーふぅ。さてさて。
そろそろ現実逃避はやめて、明日のテストのために勉強に戻るとしますか。
トホホ。
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